広い中国の、とある地方。小丹(シャオダン)はかつてこの村に越してきた友人・安(アン)と、いつものように真珠狩りに向かう。作業の合間、小丹が幼い頃に真珠を「人魚の涙」に見たてていた話から、安は遠い故郷のおとぎ話を語りはじめる……。 どこか懐かしく、どこか不穏——。海外を中心に活躍する新星が、日本初登場。
【アフタヌーン四季賞2024冬 四季賞】いじめられっ子の中学生・さやかは、「ずっと友だち」だと誓い合った幼馴染のあゆちゃんに避けられている。寂しい日々を過ごしていたある日。「殺した相手が幽霊となって後ろについてくる」という噂を耳にした…。少女の危うくて鮮烈な衝動に満ちた、渾身の一作。
人魚の肉を食べると不老不死、という話に近いものだろうか。あの何か言いたげなオチ、良かったですし、なにより柔らかくて美しい線画に見とれます。山女をあれするシーンも、うっとりしてしまいました。