あらすじ

――5年前。兄が人を殺し、犯罪者の妹として孤立して生きてきた――。わかなは、ようやくできた親友・真歩に、自分の兄が真歩の兄を殺した犯人であることがばれてしまう。真歩は学校の屋上にわかなを呼び出すが、そこに現れたのは、わかなの兄・冬真だった。わかなは、憎しみの連鎖を断ち切るために、2人のもとへ急ぐが――。悩みや不安を一人で抱えて生きるすべての人におくる再生ストーリー。 ※ネクストFから過去に発行されていた同名作品と同様の内容です。重複購入にご注意ください。
私の兄は人を殺めました 1巻

――5年前。季節は秋だった。兄が人を殺し私の人生は大きく変わった。犯罪者の妹として周囲から孤立して生きるわかな。いじめられることに慣れ、すべてを諦めていた。そんな時、自分とは正反対の真歩と出会う。暗く閉ざされたわかなの世界が変わりはじめ――。 ※ネクストFから過去に発行されていた同名作品と同様の内容です。重複購入にご注意ください。

私の兄は人を殺めました 2巻

――5年前。兄が人を殺し、犯罪者の妹として孤立して生きる日々が始まった。ようやく友達・真歩(まほ)ができたわかな。しかし真歩の兄を殺したのが自分の兄だとわかり…。真実を告げることに苦しむわかな。そんな時、わかなの過去を知る愛美(まなみ)が現れて――。 ※ネクストFから過去に発行されていた同名作品と同様の内容です。重複購入にご注意ください。

私の兄は人を殺めました 3巻

――5年前。兄が人を殺し、犯罪者の妹として孤立して生きてきた――。わかなは、ようやくできた親友・真歩に、自分の兄が真歩の兄を殺した犯人であることがばれてしまう。真歩は学校の屋上にわかなを呼び出すが、そこに現れたのは、わかなの兄・冬真だった。わかなは、憎しみの連鎖を断ち切るために、2人のもとへ急ぐが――。悩みや不安を一人で抱えて生きるすべての人におくる再生ストーリー。 ※ネクストFから過去に発行されていた同名作品と同様の内容です。重複購入にご注意ください。

私の兄は人を殺めました 4巻

――犯罪者の妹として生きる――。「誰かを救える人になりたい」と強く思うようになったわかなは、将来の夢ができ真歩とともに大学に進学する。前に向かって生きていこうとする2人だったが、偶然、真歩の兄・律樹の手帳が見つかる。そこには律樹の死に関する内容が記されていて――。 ※ネクストFから過去に発行されていた同名作品と同様の内容です。重複購入にご注意ください。

私の兄は人を殺めました 5巻

悩みや不安を一人で抱えて生きるあなたへ。――犯罪者の妹として生きる――。ボランティア部の活動で、こども食堂を運営する女性・五月に出会ったわかな。彼女は柊星の姉だった。過去に柊星が起こした傷害事件のあと、家族は離散した。一人で事件を抱え込み今も苦しむ柊星。わかなは柊星の力になりたいと思うが――。 ※ネクストFから過去に発行されていた同名作品と同様の内容です。重複購入にご注意ください。

私の兄は人を殺めました 6巻

悩みや不安を一人で抱えて生きるあなたへ。――犯罪者の妹として生きる――。真歩の兄・律樹を殺した犯人の妹だと、真歩の祖母にバレてしまったわかな。今まで真歩の親友として優しく接してくれていた真歩の祖母だったが、わかなに強い怒りと非難をぶつけた直後に倒れてしまう。わかなは強い喪失感と自責の念にかられる。これ以上大切な人達に、自分のせいで傷ついてほしくないわかなは――。 ※ネクストFから過去に発行されていた同名作品と同様の内容です。重複購入にご注意ください。

私の兄は人を殺めました 7巻

悩みや不安を一人で抱えて生きるあなたへ。――犯罪者の妹として生きる――。人殺しだからという理由で、新たな事件の犯人だと疑われる冬真。警察に追い詰められた冬真は、わかなに連絡を取るが、母に見つかってしまう。冬真を許せない母は、怒りをあらわにし冬真に冷たい言葉を投げつける。でもそれは、わかなを守ろうとする母の強い想いで――。 ※ネクストFから過去に発行されていた同名作品と同様の内容です。重複購入にご注意ください。

私の兄は人を殺めました 8巻

悩みや不安を一人で抱えて生きるあなたへ。――犯罪者の妹として生きる――。兄・冬真の事件のことをすべて母に話したわかな。母を悲しませたいわけではないのに気持ちがすれ違い溝ができてしまう。母は自分が冬真を見捨てたせいだと、自分を責め……。一方、同時に事件のことを知った真歩の祖母も、冬真の妹であるわかなを許すことができなかった。真歩は祖母に向き合おうとするが――。 ※ネクストFから過去に発行されていた同名作品と同様の内容です。重複購入にご注意ください。

私の兄は人を殺めました 9巻

悩みや不安を一人で抱えて生きるあなたへ。――犯罪者の妹として生きる――。母と兄のかけはしになろうとしたわかな。しかし家族の関係は改善されないまま日々が過ぎていく。そんな時、こども食堂で偶然母に出会う。母の深い想いを知ったわかなは――。そして家族にもう一度戻るために……。

私の兄は人を殺めました 10巻

悩みや不安を一人で抱えて生きるあなたへ。――犯罪者の妹として生きる――。ついに真犯人と対峙することになったわかな。わかなは、大切な人たちとともに、悲しくつらい過去を未来へと変えることはできるのか…? 生きる勇気がもらえる感動の最終巻! ※「【分冊版】私の兄は人を殺めました」37~41巻をまとめて収録したものです。重複購入にご注意ください。

私の兄は人を殺めました

兄の罪を「自らの罪」として背負ってしまった少女の物語 #1巻応援

私の兄は人を殺めました みずも
sogor25
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5年前の秋、当時小学生だったわかなの生活は兄の冬真が「同級生を殺害する」という事件を起こしたために一変してしまいます。 "殺人者の家族"ということを隠すため両親は離婚し、わかなは苗字を母方の姓に変え、父親とは離れて暮らしていました。 高校生になった現在、周囲に兄の殺人のことを知っている人はいませんが、それでも事件のせいでわかなは周囲の人と関わることを諦めてしまい、その結果、学校でいじめられてもそれを受け入れてしまっています。 そんなある日いつものように同級生にいじめられていたところを、真歩という女の子に助けられたところから物語が始まります。 この作品、心を閉ざしていた主人公の若菜がひとつの出会いによって変わっていくという少女漫画に近い設定の物語ではありますが、その若菜が心を閉ざした理由が兄の殺人というかなりヘビーな内容になっています。 自分が原因ではないからこそ一度かかってしまった枷は簡単には外れず、さらに一度事件として報道されてしまった以上、いつ何時事件を知っている人物画目の前に現れるかも分からないという恐怖も存在します。 そんな彼女と真歩が出会うことで少しだけわかなの心境に変化が現れます。 ただし その変化というのが良い面だけではなく、ある事実が判明することによりまほとの出会いすらも若菜を苦しめる遠因となってしまいます。 達人の加害者と言うのがテーマの作品なので読んでいて楽しい気分になる作品ではないですが、真歩との出会いで少しだけ変わり始めた若菜の人生が今後どうなっていくのかというのを見守っていきたい、そんな作品です。 1巻まで読了