あらすじ

「絆されてたのはきっと俺の方だったんだよ――…」 世良の舎弟とともに蛍の死体を山へ埋めに行く環。もう動かない蛍を見つめながら、環はなにを思うのか――? 騙し騙され絆し絆されあった、詐欺師とヤクザの関係の終着点!!
君を喰らわば欲まで act.1

【底の知れない詐欺師×美人敏腕ヤクザの奇妙な共同生活】 金のためなら誰でも騙すスゴ腕詐欺師の環(たまき)が街で出会ったのは、冷たい雰囲気を纏った美人ヤクザの幹部・蛍(ほたる)。死角から蛍を狙う輩に気づき思わず庇いに行く環だが、お腹に怪我を負ってしまう――…! 家へ連れ帰り世話を焼いてくれる蛍の姿に、改めて見惚れ、欲情してしまう環。そんな環の様子に蛍は… 「命の恩人だ、しゃぶってやるよ」 おもむろにズボンを下ろし、環のモノを咥えて――

君を喰らわば欲まで act.2

『庇われた借りを返すまで』期限付きで環と暮らし始めた蛍。嘘か真かわからない台詞を飄々と吐きながら驚くほどあっさりと環は蛍の生活に馴染んでいて――…。他愛もない会話、夜の散歩、手作りの料理を囲む食卓…環との密やかな日々を重ねていく。ある夜、「お預けだった“お返し”のことなんだけど…」怪我が治ってきた環から熱い瞳で蛍は迫られ――ついに一線を越える二人だが…

君を喰らわば欲まで act.3

舎弟を助け、血まみれで帰宅した蛍に押し倒される環。手当しようとするも、「いーから 出せ」興奮気味な蛍に目の前で環のモノを奥まで挿れられ… いつも以上に蠱惑的な蛍の色香に煽られた環は――

君を喰らわば欲まで act.4

「あの男に惚れてんだろう」 若頭の言葉で環への気持ちを自覚せずにはいられない蛍。本当の名前すら知らない環の瞳に、蛍は自らの孤独な幼少期を重ねていて―― 身体を重ね合う時間、二人だけのある約束…環との同居生活がもはや日常になりつつあった蛍だが―…。

君を喰らわば欲まで act.5

「絆されてたのはきっと俺の方だったんだよ――…」 世良の舎弟とともに蛍の死体を山へ埋めに行く環。もう動かない蛍を見つめながら、環はなにを思うのか――? 騙し騙され絆し絆されあった、詐欺師とヤクザの関係の終着点!!