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『その皇統の血で次代を孕むが、お前の役目』 神話の時代から続く、凛国の第ニ皇子・仔空(シア)。流れるような漆黒の髪を束ね、民の畑仕事を密かに手伝う献身的な性格で、誰からも慕われ、また誰をも慕う、笑顔の似合う弟皇子。虚弱だが頭脳明晰で穏やかな皇太子の兄を支えながら、忠誠を誓うこの国の為に生きることが自分の役目…と 漠然と自己の行く末を抱いているが、同時に夢を描くことも止められない。<もし叶うならば、この目で広い世界を見てみたい。> そんなシアの夢は――最悪の形で叶えられる。ひと月前の戦いで凛を破った新興国・煌から、「婿として皇子を献上せよ」と命が下ったのだ。従わねば、我が国は早晩滅ぼされるのみ…と。幼王の補佐である女帝的存在の婿、いわば人質として差し出されることとなったシアは、そこで阿鼻叫喚の≪恥辱≫に晒されて―…!? 希望しかなかった故郷の空に繋がっているはずの彼の国で…真っ暗闇に堕ちていく。――それはまた光射す慶福の出逢いを孕んで。涼しい顔してヤることヤれる謀反の美丈夫新王×健気で素朴な正統派箱入りピュア皇子 ド浪漫ティックに浸される! 中華風潤愛BL開幕