あらすじ

“COBRA”シュワンツ大尉を襲う、闇に棲む騎士達の脅威! 生死の錯綜する戦場で、“毒蛇”が見出した己の内なる姿とは…!?
redEyes 超合本版 1巻

統合歴182年7月、レギウム共和国とドラグノフ連邦の全面戦争は、レギウムの敗北で集結しようとしていた。その最後の戦場で、SAA特殊部隊“ジャッカル”隊長グラハルト・ミルズ大尉は、副隊長クレイズ中尉に指嗾された部下達によって、いわれなき叛逆の罪を被せられる。戦後、軍法会議にかけられた彼は部下達の虚偽の証言により、弁護人なし・即時判決で死刑を宣告された。敗戦より3か月後、レギウムの首都ソルグレン郊外のメルヴィル軍刑務所で、“戦場の死神(ジェノサイド)”と恐れられた嘗ての英雄は処刑の日の朝を迎えた。が、刑場に引かれる直前、護送者達を殺害し、脱獄に成功する。「俺の戦争は、まだ終わっていない!」 機装兵の眼窩に赤き火が再び灯る時、たった一人の“戦争”が幕を開けた! 壮大なるSF戦記巨編!!

redEyes 超合本版 2巻

統合歴179年12月3日は、レギウム共和国史上、特筆されるべき日である。この日、ドラグノフ連邦軍が大挙して東部国境を侵犯、ネシュト川東岸領への無血進駐を果たす一方で、レギウム国内においては精鋭部隊による武装蜂起が発生した。統合レインジャー連隊の一部が決起し、これを鎮圧せんとする部隊との間で激しい銃撃戦が交わされたのである。――その渦中で、“何か”が目覚めた。それは大局の中では小さな事象にすぎないはずであったが、あるいはそれこそが朱文字で記されるべき事項であったのかもしれない‥‥。

redEyes 超合本版 3巻

死神の天降(あも)り立つ、この戦場―― 空挺強襲を敢行する精鋭特殊部隊!! 『機動重装歩兵戦記』首都擾乱、新局面! 遂に発起した、レギウム第3軍による首都奪還作戦『ヴィオロンの溜息』――民衆の武装蜂起により戦場と化した白亜の街へ、鋼鉄の騎士達が次々と降下してゆく。渾沌と銃火の坩堝の中、死を撒き散らし、生を模索し、縦横に疾駆する彼らの手で、拓かれる時代の形は……!?

redEyes 超合本版 4巻

“COBRA”シュワンツ大尉を襲う、闇に棲む騎士達の脅威! 生死の錯綜する戦場で、“毒蛇”が見出した己の内なる姿とは…!?

redEyes 超合本版 5巻

ユリアン・クレイズの唱える、新生ルーミス王国統治下における人類の平和──。これに抗することを決断したレギウム国民軍を中核とする勢力は、ルーミス騎士団の拠る旧王国時代の核シェルターへの空挺強襲を敢行しようとする。しかしそのためには、ルーミスの擁する力と恐怖の淵源、多目的軍事衛星群・オービターアイズの稼働を封じねばならない。この切所でレギウムが賭けるのは、死せるガードナー少佐が遺したプログラムだった…。