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樹里は過去に付き合った男性に捨てられた経験があり、それ以降「男はただ体目的で近寄ってくる」という思いを抱いていた。ある日、三丹百貨店で働く樹里の元に、海外からノア・ブルームが部長としてやってくる。ノアの物腰柔らかな態度や、整った顔立ちに周りの女子社員は沸き立つが、樹里は特に気にしていなかった。しかし、ノアは樹里に一目惚れをし、彼女の思いも裏腹に猛アタックを仕掛ける。樹里は「そっちが体目的《その気》なら」と強気な態度で一度限りの身体の関係を持つが、普段紳士な彼の態度はベッドの上で急変し……!? この紳士、思ってたのとぜんぜん違う――!!
部長としてやってきたノアと興味本位でワンナイトしてしまう樹里。お上品な英国紳士だと思っていたノアに、情熱的に抱かれ、甘い言葉を囁かれ、おかしくなるくらいに乱されてしまう。「僕とのセックスじゃないとイけなくなってください」 想定外の出来事に、樹里はノアとの距離を取ろうとするも、一方でノアの気持ちは情熱を増していく。そんな中、従業員たちから問題視されている太客がやってくる。樹里が担当している客と聞き、心配になったノアは居ても立っても居られなくなり――!?
樹里の心配をして商談に割り込んだことによって、彼女に失望されてしまったノアはひどく落ち込む。そんなノアのしおらしい一面を見て、樹里の心は僅かに動かされていた。ある時、ノアの父親の直属の部下であるジョージという男が、ノアを訪ねてやってくる。ジョージの紹介によりノアは社長の息子であることが判明。その肩書に焦りを隠せない樹里だったが、いかに樹里が素敵な人なのかとジョージに説明するノアを見て、外見目当てではなく内側に入ってこようとする彼の一途な思いに、樹里の気持ちはさらに引き寄せられていった。しかし、ノアと樹里では立場が釣り合わないと感じたジョージから、「これ以上ノアさんに近づかないでいただきたい」と言われてしまい――!?
ノアに激しく求められ、彼から与えられる愛情を拒めず、毎回流されるようにセックスをしてしまうことに樹里は焦りを感じていた。しかし、ひょんなことからノアの家に招かれることになった樹里。予期せぬお家デートで彼のテリトリーに入っている特別感。付き合うつもりはないのに、いよいよ引き返せなくなる…！ そんな樹里の思いも裏腹に、ノアの情熱的なアプローチに追い打ちをかけられ…… 「もうそろそろ僕の事“彼氏”にしてもらえませんか…？」
