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手をつないでスーパーで買い物をし、お互いが作った食事を食べて、その後セックスをする――そんな「恋人同士みたいなことをするのに、恋人ではない」、アキとハルト。アキは、彼女になりたいという本音をハルトに伝えることができず、一方のハルトは別れたはずのナツキともずるずると関係を続けていたのだった。ハルトの優しさは、自分に対する後ろめたさでもあるとわかっていながら、アキは“自分以外の誰か”の存在に気づいていないフリをしていた。だがある日、アキは偶然ハルトの部屋でピアスを見つけてしまう。これまで“気づかないフリ”をし続けていた事実をついに確信したアキは――!? VOCEウェブ発、SNSで話題になったマンガ連載が待望の単行本化。連載時より大幅に加筆&修正を加えた“完全版”としてお届けします! ◎本作ほか、「口紅」をモチーフに男女4組のそれぞれの恋愛を描いた『黄昏ルージュ』(全4編)を収録。◎SNSで大人気のイラストレーターyasunaとWEB小説家MIYAMU(『ホワイトカメリア』)によるコラボレーション漫画。
恋愛でも友情でもキレイで正しくある必要はなくて、場合によっては曖昧でゆらゆらした気持ちがあってもいいというメッセージはいいなと思います。でもこの漫画で描かれている恋愛そのものは果たして共感を呼ぶものなのだろうか?とちょっと疑問でした。個人的にはハルトの元カノのナツキという女はちょっと受け付けなかったです笑 ハルトに別れを切り出されてもしつこく連絡したり部屋に押しかけたりしておきながら「次の恋人さんが可哀想!」って。怖いよ。ハルトのことならなんでも分かるアピールも上から目線で嫌ですね。ハルトはきっと何があっても自分のもとに戻ってくるという絶対的な自信と同時に強い執着を感じる。でも読んでいれば事実としてハルトはこういう性格の女じゃないとダメなんだろうというのがわかります。ゆるふわで察してちゃんなアキと上手くいくはずがない…。 最後、ハルトとアキがそれぞれの恋人と一緒にいるときに再会した場面、アキのあの宣言はかなり謎だったし、ナツキの「大丈夫だから」も意味がわからない。あのやり取りの意味が分かる人がいたら教えてほしいです。