ネコ科獣人のルカは不吉な虹色の瞳を持つため孤独に生き、居場所を与えてくれたタイガー公爵の役に立ちたいと願っていた。ある時、放蕩者と噂のタカ獣人の公爵・リアムの内偵を命じられ、使用人として懐に入り込む。しかしルカの瞳を美しいと賞賛し、「可愛い子猫」と呼ぶリアムに戸惑いを隠せない。そんな中、リアムが兄を亡くした上に片翼を傷めて、飛べないことを知る。朗らかなリアムの優しさが挫折を乗り越えて得たものだと知り惹かれるが、彼を裏切っていることに苦しみ…?【電子特別版】椿ゆず先生の書き下ろしショートストーリー「友人からの祝福」を電子版だけに特別収録!