おてんば姫と領内で評判の子爵令嬢・ヴィオラ。従者兼護衛のユーグを慕いながら、のんびり田舎ライフを満喫していた。そんなヴィオラの二十歳の誕生日、いつもと違い畏まったディナーの席に現れたのは伯爵家のロベール様。彼がヴィオラの婚約者だと言われて…?
ユーグが好きなのに、他の人と婚約なんてできない―…! ヴィオラは婚約破棄をするため、ロベールに直談判をしに行く事に。
ロベールがヴィオラに迫る理由を聞いてしまったユーグ。ヴィオラを下世話な目で見るロベールに腹が立ち、掴みかかってしまう。しかし一介の従者でしかないユーグは、貴族であるロベールに盾突く事は許されず…。
ヴィオラに告白されたユーグ。ヴィオラの思いを聞き、ユーグは心に秘めてきた気持ちを振り返り―…。
ヴィオラが足を滑らせ湖へと落ちてしまう。深い水底へ沈むヴィオラを、間一髪のところでユーグが助け出す。ユーグはヴィオラを失いかけて初めて、彼女の傍を離れたくないという気持ちを口に出す。
ヴィオラの両親によって、離れ離れにさせられてしまったヴィオラとユーグ。ユーグはヴィオラに「駆け落ち」を提案する…。従者とお嬢様の身分差恋の行方は!?