あらすじ三国時代の戦場を呉軍の兵士として駆る青年・沙努。遠く東の海の向こうにルーツを持ち武功をあげる彼は、「夷州の沙努」と呼ばれていた。国の依頼を受け武で日銭を稼いでいた彼だったが、自分の活きる場所を求め呉軍の倭侵攻に参加を決めた。手に取れば力と引き換えに自我を奪う剣を手に、沙努は生還者ゼロの海を越えることができるのか。人として生きるため海を渡る、異邦人の戦記!