あらすじ瑠花が心の寂しさを埋めるために見知らぬ男たちと肌を重ねてきて、それでもなお自分の生きている価値がわからないと思っていることを、武命は花火大会の最中に知る。「死にたい」と告白を受け、彼女に暴行を加えたのが実の兄だと知り、自分の体にも化け物の血がかよっていると実感した武命は自らの命をも“神様”に奪ってほしいと願い――。そして今、武命と瑠花の父・直人の殺人計画が実行に移される。武命の殺意がうごめく、青春サスペンス第3巻。