あらすじ目が覚めるとベッドに見知らぬ裸の男たちが!? そう、誰かがプレイ中の逆ハーレムゲーム内の悪女に乗り移ってしまったのだ! 不思議なことに、ゲームのプレイヤーの選択肢と選択内容を盗み見ることができてしまう。 そして、ゲームの主人公であるユリエルが、悪女キャラである自分の愛人たちと親密になり、最終的に自分を殺すつもりであることを知ってしまう… 果たして死を免れ、ゲームの中から無事に脱出することができるの!?
主人公が得られる情報と同じくらいしか読者は情報を得られないのに、話数は進んでいく。 主人公ともども、五里霧中。 一体何がどうでどういう環境で、こいつは誰で、その名前は誰のことで、いったい誰が誰なんだ?! よくわからないまま、ゲーム内主人公(敵役)が信じられない選択肢を選ぶところはシッカリと見えて、主人公(悪役令嬢)とともに「なんだこの選択肢&こいつの選択は」とあ然とさせられる。 それから周りからしたら、残虐色欲悪辣令嬢が180度性格が変わったらものすごく戸惑うと思うのだけど、もとの令嬢はそれすら残虐令嬢のお遊びと思われるほど、ひどい人だったらしい。 少しずつ明らかになる事実がどれもくそくらえ過ぎて、主人公も読者の私も、想像つかないひどさだったと伝わってくる。 設定を含めてなかなかおもしろいのだけど、一度にたくさん読み進めることができないので、もどかしい。