あらすじ昔の記憶が蘇り海に想いをはせ浅瀬に座り込むワタを静かに見守る真尋。帰路につくもワタは食事もあまり手につかず、足元もおぼつかない。意気消沈な姿に、真尋は縁側で月を見ながら食休みを促す。すると、ポツリポツリと海から聞いたというワタが亡くなった時のことを話し始め、それを聞いた真尋の目からは大粒の涙が溢れる。かつて弟がくれた小刀を取り戻したい。ワタの願いとそれを聞いた真尋の思いとはーー?