ほぼ日刊イトイ新聞 -担当編集者は知っている。
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▲「ファミリー・アフェア」より。 衿沢さんの絵を気に入ったよしもとさんから、 依頼があって、衿沢さんはびっくりされたそうです。 この作品でも主人公は小学生の女の子。 リストラされ、主夫になった父、 働きに出て浮気しそうになっている母、 ひきこもりの兄、遊び人の姉、 そしてわたし‥‥。 ヘビーな話のオンパレードなのに、 暗くも重くもならないところが 衿沢さんの作品の特長です。 ひとりひとりが、真っ正面から、 「家族」と「自分」を見つめなおし、 自分なりのベストを考え行動し、 新しい一歩を踏み出していく‥‥ せつなくて、哀しくて、もどかしくて、 でも、最後には楽しい気持ちになれる いままでのマンガではあまり見なかった ふしぎな読後感の作品です。 どうしてこういうマンガ家さんが生まれたのか、 この短編集はどうやって世に出たのか、 この本ができあがるまでの道のりを、 著者の衿沢さんと、 『コミック・キュー』の編集長であり、