あらすじ

光の愛車のシートに一通の手紙が挟み込まれていた。内容は自分の兄が暴走族に入り、学校にも行かなくなってしまったことを嘆き、脱退させたいので助けてほしいという少女の願いが書かれていた。ユカリと名乗る少女は光のバイト先にまできて、助けを求めるのだが……。光は少女の懇願をどう解決するのか!?
750ライダー1巻

主人公、早川光は750ccの大型バイク・ホンダ・ドリームCB750FOURをこよなく愛する竜堂学園高等学校2年生。愛車にまたがり、風を切って疾走することを何よりも好む。校則校則とうるさい先公も仲間に入れと絡んでくる不良たちも俺には関係ねぇ! 俺にはこの愛車さえあればいいのさ! 痛快青春グラフィティーの傑作が今ここに登場!!

750ライダー2巻

通学路を愛車のホンダ・ドリームCB750FOURで疾走している光の姿をパジャマ姿で部屋から熱心に見つめる少年。バイクとジャイアンツが好きだというその少年と心を通わせていく光。しかし、光のバイクに乗りたいというその少年は重い病に侵されていた……。愛車・ホンダ・ドリームCB750FOURをこよなく愛する主人公・早川光をとりまく青春を描いた名作・第2巻!!

750ライダー3巻

三度のメシよりも愛車のバイクを走らせることが何より命の早川光は竜堂学園高等学校に通う高校2年生。そんなある日、光の高校にバイクを乗り回す集団が押しかけてきた。騒然とする中、バイク対決の挑戦を叩きつけられる光。たった一人、愛車のホンダ・ドリームCB750FOURで受けて立つ光に果たして勝ち目はあるのか!?

750ライダー4巻

大型バイクを走らせているといだけで世間や学校から白眼視される光を始めとしたバイク乗りたち。たとえ周りがなんといおうともバイクを愛する気持ちは変わらないぜ! 熱い思いとバイクを疾走させる爽快感にあふれた青春グラフィティー!!

750ライダー5巻

放課後、いつものように軽快に愛車を走らせていると、同じバイク乗りの男に因縁をつけられ、勝負を挑まれる光。最初は無視していた光だったが、バイク乗りのプライドをかけて勝負をすることに。危険な予感をさせる勝負の行方は…!?

750ライダー6巻

季節は夏、馴染みの喫茶店・ピットインで、海に行こうという話で盛り上がる光たち。海水浴に行く当日、親友の順平が時間になっても待ち合わせ場所にやって来ない。順平は幼い弟たちを海に連れていくために密かに汗水流しながらきつい肉体労働のバイトに励んでいた。それを知った光たちは…。仲間を思う気持ちが暖かい青春グラフィティー!!

750ライダー7巻

委員長にデートの誘いを受けるも断ってしまう光。狂走赤軍という暴走族に勝負を挑まれていたのだ。バイクVS2台の車の対決。海沿いの道を極限までスピードを出してコーナーリングを競うという危険極まりない勝負。果たして光は無事に勝負から戻れるのか!?

750ライダー8巻

木枯らし舞う冬の多摩川大橋で一人、父親の帰りを待ち続ける慎二という幼い男児と遭遇した光。将来は大好きな父親と同じようにダンプカーの運転手になりたいという慎二クンと仲良くなるのだが、慎二クンの父親は交通事故で亡くなっていることを知ってしまう。真実を知らないまま、毎日寒空の下で父親を待ち続ける慎二クンに光は真実を告げることができるのか…!?

750ライダー9巻

木枯らしの舞うある日、光のもとに今は亡き旧友・東次郎の仲間がやってきた。走り屋チーム「フライング・サン・クラブ」のメンバーだったが、リーダー・東次郎の事故死以来、バイクを降りているという森田と名乗る男。その森田と交友を深めた光は一緒に旧友が事故死した現場に花を供えに向かう。その先で暴走族に絡まれ、勝負を挑まれる光。激しく繰り広げられるカーチェイスの行方は…!?

750ライダー10巻

夏も間近なある日、喫茶店・ピットインのマスターから店内に飾るパネル用に海辺の写真を撮影を頼まれた光。カメラマン気分で撮影に勤しんでいると海辺で一人遊んでいた見ず知らずの女性が男たちに車へ拉致される現場を目撃する! 車を愛車のバイクで追跡する光。果たして光は女性を救出することができるのか…!?

750ライダー11巻

夏真っ盛りの夏休みのある日、赤点を取ってしまったことから、委員長の指導の元に補修を受けることになった光と順平。誰も生徒がいない学校。いるのは補習を受けにきた光や用務員のおじさんのみ。そんな状況を利用して海に行きたくても行けない順平の弟たちを学校の広いプールで泳がせることに。夏休みの思いがけないサプライズ! 喜ぶちびっ子たちの歓声がいつまでも明るく元気に響くのだった。

750ライダー12巻

横浜港までツーリングにきた光と順平は洋子という名の金髪碧眼のハーフの美少女と知り合い、仲良くなる。ハーフであるがゆえにいじめに遭い、学校を中退し、あてどなく街をふらついていることを知る。いつかは父親の母国であるアメリカに行きたいと語る洋子。そんな洋子に質の悪い不良たちが襲いかかる! 光は洋子を救うことができるのか!?

750ライダー13巻

女子バレー部の晴美ちゃんと仲良くなった順平。「750のバイクに乗せてあげる」と晴美ちゃんに約束してしまったことから、光に頼み込んで、愛車を借りることに。晴美を後ろに乗せて、ツーリングする順平のデートは果たしてうまくいくのか!?

750ライダー14巻

学校をサボろうとした順平は校門前で出会い頭にチヨという名の上級生とぶつかってしまう。性格もよくて美人のチヨちゃんに一目惚れしてしまった順平は心を入れ替えて勉強に励むのだが……。順平の恋路はうまくいくのか!?

750ライダー15巻

いつもはうるさいくらい元気なのに塞ぎ込んでいる順平。そんな順平を心配する光と委員長。遠足を翌日に控えた弟のためにおやつやお弁当を用意してあげたいと思いながらも家計に余裕が無いことに頭を悩ませていたのが塞ぎ込んでいた理由だった。そんな弟思いの順平に対して、光が取った行動とは!?

750ライダー16巻

河川敷で愛車を走らせていると白いヘルメット姿のライダーに煽られる。光を後ろから煽って軽快に抜き去っていたそのライダー。半端じゃないテクニックを持つそのライダーに興味を持つ光。いったい何者なのか!?

750ライダー17巻

買い物からいつまでたっても帰ってこない弟の順吉を探し回る順平。光も愛車を走らせ、探すと河川敷に一人佇む順吉を見つける。寂しそうに塞ぎ込んでいる順吉にその訳を聞く光。誕生日なのに家は貧乏で余裕がないからいつも祝ってもらえない。今度もきっと祝ってもらえやしないという順吉。そんな順吉のために光が用意したサプライズとは? 心あたたまるエピソードも満載の青春グラフィティー!!

750ライダー18巻

どこか影のある美女が光たちが集う喫茶店ピットインを訪れてきた。「デートの申し込み」にきたというその女性は「海岸道路で待ってます」という伝言をマスターに残して去っていく。マスターからそのいきさつを聞いた光は愛車を飛ばして、待ち合わせ場所へと向かう。するとそこには暴走族「狂走赤軍」の車が待ち伏せていた! バイクと車の勝負の行方は!?

750ライダー19巻

大晦日の喫茶店・ピットインではマスターが大掃除に大忙し。慌ただしさが落ち着いたら、年越しをみんなで迎えようという話になる。マスター、光、委員長、順平、いつものお決まりのメンバーで迎える新年! 良い年になることを願うばかり!!

750ライダー20巻

桜の開花も間近のある日、熱を出した順平の弟を病院までバイクで送った光。その病院で見ず知らずの女性から桜が咲いている場所がどこかにないか?と尋ねられる。目の手術を受けた妹の包帯が取れる日に綺麗な桜を見せてあげたいというその女性。桜の開花にはまだ早い東京都内。静岡の三島では桜が咲いているということを聞き、光はバイクを走らせる。桜の花を無事に持ち帰ることができるのか!?

750ライダー21巻

ある日、いつものようにバイクを走らせていると新聞配達をしている少年と危うく接触事故を起こしそうになった光。まだ幼いその少年は母の日のプレゼントを買うために新聞配達のバイトをしているという。一方では委員長が気を利かせて、光や順平たちのために「母の日」のためのプレゼントを用意してくれていた。委員長の心使いに感謝する光。その帰り道、新聞配達の少年と出会う。せっかくのバイト代を落としてしまったというその少年のために光がとった行動とは…!?

750ライダー22巻

学校が夏休みに突入した光たちは江ノ島へ海水浴に行くことに。ところが光だけがバイトで遅れてしまう。バイトを早びきして、江ノ島へとバイクを走らせる光。降り注ぐ日差しと潮風、波の音にテンションも思わず上がる。けれど真夏の海は危険もいっぱい! 無事に海水浴を楽しめることができるのか!?

750ライダー23巻

いつもの溜まり場である喫茶店・ピットインで居眠りをしているうちに愛車であるホンダ・ドリームCB750FOURを何者かに盗まれてしまった光! いったい誰が盗んだのか? 必死の捜索を続けるのだが……。果たして愛車を取り戻すことができるのか!?

750ライダー24巻

バイトで横浜まで書類を届けたあとで立ち寄った横浜港。光が潮風に吹かれながら防波堤で寝そべっていると荷物運搬の仕事に従事している老人と遭遇する。重労働に疲れ果て、動けないでいるその老人を叱責する現場監督。その様子を目の当たりにし、いてもたってもいられなくなって光は老人の代わりに自分が働くことを申し出る……。

750ライダー25巻

光たちが集う喫茶店・ピットイン。そこでいつものようにくつろいでいるとショートカットの女の子がやってきた。光のバイクを見て、乗せてほしいとねだる少女だったが、さらりとかわして、バイト先へと向かう光。その途中で高校の先輩と遭遇。妹がバイクに乗って、暴走族に入りたいといって困っていると相談される。さっきの少女が先輩の妹だとわかり、光は先輩から妹の説得をお願いされる。果たして光は少女にバイクをあきらめさせることができるのか!?

750ライダー26巻

順平と愛犬の散歩をしていた委員長の前に車で現れたサングラスをかけた見知らぬ不審な男。男は物も言わずに委員長の手首をつかむと強引に車に乗せて去っていった! 順平からいきさつを聞き、愛車を飛ばして委員長を探す光。果たして光は委員長を無事に救い出すことができるのか!?

750ライダー27巻

学校の校門の前で見知らぬ女性から光宛ての手紙を託された委員長。もしや光へのラブレター!? 平静を装うも内心は動揺を隠せない。渡すか渡すまいか迷いながら、託された手紙を光に渡した委員長。手紙に指定された場所に光が向かうとそこにはボンネットに赤い星のマークを付けた車が待っていた。そして公道での危険な勝負を挑まれる光。果たして光は勝負に勝つことができるのか…!?

750ライダー28巻

夏休みもバイト三昧の光。集金に向かう途中で委員長たちと遭遇。多摩川の花火大会に誘われ、順平やピットインのマスターたちみんなと観覧することに決定。ところがすでに多摩川沿いは人でいっぱい。どこなら花火を見られるのか…と思案していると麻子が妙案を提案する。花火が見れる最高の穴場とはいったい…!?

750ライダー29巻

中間テストを終えて、いつものように喫茶店ピットインを訪れた光と順平。すると光のいつもの指定席ともいえる席に見知らぬ美女が座っていた。誰かの来店を待っているかのようなワケありの美女。果たしてその正体は? 彼女はいったい誰を待っているのか!?

750ライダー30巻

放課後、帰ろうとした委員長の下駄箱の中にラブレターが! 少し悩みながらも光への想いから、そのまま破棄することにしたのだが、親友の麻子がラブレターの送り主に興味津々。一方、光はバイト帰りにいつものように喫茶店ピット・インに向かうと、店のすぐ近くで具合を悪くしてうずくまっている親子連れに遭遇。ピット・インの店内で休ませるために連れていくと、その親子連れの顔を見た途端、マスターの顔色が変わる。いったいどういう関係なのか…!?