あらすじ

15年前の復讐のために丸菱デパートに入社したディーノ。次のターゲットとなる所川専務を脅していたが、所川が雇ったボディーガード・堂本と対決する。圧倒的な能力差に苦戦するディーノであったが、大怪我をするものの、捕まりそうになるがギリギリのところで逃げ切るのであった。そんな対決話を聞いてますます怯える所川は、丸菱デパート内でも堂本を連れ回すようになり、そこで働くディーノは窮地に追い込まれるのであったが…!? いっぽうでライバルデパートである西急デパートの榊社長が、ディーノに正体に気づき、一連の丸菱デパートの事件がディーノの仕業であると嗅ぎ付けるのであった…!? さまざまな強敵の登場に、果たしてディーノの復讐は達成できるのか!?
DINO(1)復讐 愛蔵版

15年前のある日、丸菱デパート七代目社長であった父・丈一郎が代々番頭格であった副社長の樽谷五郎をはじめとする重役達の反逆によって解任され、すべてを失ってしまった菱井一家。母は家を出て行き、父である丈一郎は酒に溺れて死亡してしまい、残された幼い菱井ディーノは不遇な少年時代を送ることになる。そして時は過ぎ、高校に入学したディーノの前に現れた父の友人から、父が残してくれた小さな家と自身の名前の由来となっているフェラーリの名車「ディーノ206GT」を渡されるのである。その時、父の深い愛を知ったディーノは復讐を決意。丸菱デパートを奪い返すため、そして樽谷五郎をはじめとする重役達に復讐を果たすために、丸菱デパートに新入社員「杉野ディーノ」として入社するのであった。

DINO(2)迷走 愛蔵版

15年前の復讐のために丸菱デパートに入社したディーノは、入社早々に、主任の清田明美と男女の関係になり、社内の情報を聞きだし専務の曽根崎、そして登戸副社長への復讐を果たす。そして、次の復讐のターゲットを樽屋八郎専務に決めると、その愛人である銀座のNo.1ホステスの亜里沙に接近し、樽屋の情報を集めようとするのだが、愛人を囲めるほどの樽屋の資金力の秘密をなかなか掴めずにいた。しかし、ディーノは、新たな情報源として重役たちのスケジュールを把握している秘書課の遠藤に目を付け重役たちの情報を手にれて…

DINO(3)挑戦 愛蔵版

15年前の復讐のために丸菱デパートに入社したディーノ。次の復讐のターゲットとなる樽屋八郎専務の資金源が、架空の家具会社のネオ・アート・ファニチャーという会社と暴力団の神保町興産に関係すると知る。そのカラクリを解き明かしたディーノは、樽屋の資金源を自分のものにしようと考えて、裏の世界で生きていくことを決意。そして、神保町興産の片桐と交渉するのであった。その一方で、一連の丸菱デパートに関する事件を不審に思った刑事、田丸がディーノの周りを調査し始める。果たして、裏の世界で生きていくと決めたディーノの復讐は達成できるのか…!?

DINO(4)激闘 愛蔵版

15年前の復讐のために丸菱デパートに入社したディーノ。次のターゲットとなる所川専務を脅していたが、所川が雇ったボディーガード・堂本と対決する。圧倒的な能力差に苦戦するディーノであったが、大怪我をするものの、捕まりそうになるがギリギリのところで逃げ切るのであった。そんな対決話を聞いてますます怯える所川は、丸菱デパート内でも堂本を連れ回すようになり、そこで働くディーノは窮地に追い込まれるのであったが…!? いっぽうでライバルデパートである西急デパートの榊社長が、ディーノに正体に気づき、一連の丸菱デパートの事件がディーノの仕業であると嗅ぎ付けるのであった…!? さまざまな強敵の登場に、果たしてディーノの復讐は達成できるのか!?

DINO(5)窮地 愛蔵版

丸菱デパート七代目社長であった父・丈一郎が副社長の樽谷五郎をはじめとする重役達の反逆によって解任され、すべてを失ってしまった菱井ディーノ。自分のデパートとなるはずだった丸菱デパートを取り返すべく、15年前の復讐のために丸菱デパートに入社したのだった。現会長である樽屋吾郎の情報を得るために、会長秘書の岡村に近づいたディーノは、そこで偶然にも樽屋文雄社長の娘・瞳の弱みを得ることとなった。次のターゲット樽屋社長と決めたディーノは、瞳を利用して樽屋社長への脅迫を開始する。しかし、それに怯えた樽屋社長は兄の樽屋吾郎会長に頼み込み、最強のSP、阿部、二階堂、熊塚をつけて対応する。そんな、樽屋社長に対し次なる一手をうとうとして、瞳と会おうとしたディーノはSPの阿部達に取り囲まれて絶対絶命となってしまうのだったが…!?

DINO(6)追及 愛蔵版

丸菱デパート七代目社長であった父・丈一郎が副社長の樽谷五郎をはじめとする重役達の反逆によって解任され、すべてを失ってしまった菱井ディーノ。自分のデパートとなるはずだった丸菱デパートを取り返すべく、15年前の復讐のために丸菱デパートに入社したのだった。樽屋社長についた、最強のSPである阿部達に重傷を負わされたディーノを看病するシズ子に、嫉妬する杉野あや(ディーノの義理の姉)は、丸菱デパートと対立する西急デパートの御曹司・榊一平と肉体関係を持ち、ディーノの元から去っていく。ディーノの怪我も回復し始めたころ、一連の丸菱デパートに関する事件を不審に思っていた田丸刑事が本格的な調査を開始する。怪我も完全に治ったディーノは、亜里沙に会いに店に行くと、そこでかつて自分を捨てた母親と再会するのであった…!?

DINO(7)攻防 愛蔵版

丸菱デパート七代目社長であった父・丈一郎が副社長の樽谷五郎をはじめとする重役達の反逆によって解任され、すべてを失ってしまった菱井ディーノ。自分のデパートとなるはずだった丸菱デパートを取り返すべく、15年前の復讐のために丸菱デパートに入社したのだった。ディーノに脅され、長期にわたりホテル住まいとなっていた樽屋文雄社長が、SP・阿部達の守りの甲斐もなく、酒とストレスによって脳溢血で死亡してしまう。ディーノの恩師で、父・丈一郎の友人でもある須貝はそれを知って、ディーノの野望を食い止めるべく闘いを挑んでくる。須貝を肉親のように思っていたディーノは、涙ながらに闘うことに…!? 一方、妊娠した杉野あやはライバル西急デパートの御曹司、榊一平との別れ話の際に歩道橋の階段を踏み外し流産してしまう。その事実を知ったディーノは、榊一平を…!?

DINO(8)衝撃 愛蔵版

丸菱デパート七代目社長であった父・丈一郎が副社長の樽谷五郎をはじめとする重役達の反逆によって解任され、すべてを失ってしまった菱井ディーノ。自分のデパートとなるはずだった丸菱デパートを取り返すべく、15年前の復讐のために丸菱デパートに入社したのだった。樽屋文雄社長が死んだことにより、新しく丸菱デパート社長になったのは今井沢。その今井沢に何者かが脅迫文を送ってきたのだが、それはディーノではないために、自分のニセモノを不審に思う野だった。そんなディーノの前に、丸菱デパートと対立する西急デパートの榊社長が現れる。復讐に燃えるディーノの正体を知る榊だったが、一人息子の一平を失ったことで、ディーノの正体を知りながらも自分の全財産、すなわち西急デパートを譲ろうと考えていたのだった…!? そして、樽屋文雄社長の娘・瞳は事件の後に記憶を失っていたのだが、会長の息子の英雄によってふたたびディーノの前に現れ…!?

DINO(9)憎悪 愛蔵版

丸菱デパート七代目社長であった父・丈一郎が副社長の樽谷五郎をはじめとする重役達の反逆によって解任され、すべてを失ってしまった菱井ディーノ。自分のデパートとなるはずだった丸菱デパートを取り返すべく、15年前の復讐のために丸菱デパートに入社したのだった。丸菱デパート銀座店店長だった吉井を脅そうとしたディーノは、吉井の家に忍びこんだまではよかったが、そこで最強SPの阿部に見つかってしまい戦わざる得ない状況になってします。阿部は特殊警棒を駆使してディーノを追い詰めるのだったが、ディーノは一瞬のすきをついて阿部の目をつぶして逃走する。そして、最大の敵である樽屋吾郎会長と驚くことに愛人関係だった母親を、樽屋会長とともに殺そうと考えたディーノ。ある日、母のマンションを訪れ、そこにある酒に毒を仕込むのだったのだが…!? 一連の事件の犯人が誰であるかを知っている瞳は失った記憶を取り戻しつつあり…!?

DINO(10)急転 愛蔵版

丸菱デパート七代目社長であった父・丈一郎が副社長の樽谷五郎をはじめとする重役達の反逆によって解任され、すべてを失ってしまった菱井ディーノ。自分のデパートとなるはずだった丸菱デパートを取り返すべく、15年前の復讐のために丸菱デパートに入社し、自身の計画通りに次々に復讐をとげていく。丸菱デパートの重役たちに起こる一連の事件の犯人を社内では「丸菱の怪人」と称されたいた。丸菱デパートの重役たちに起こる一連の事件の犯人のディーノに、激闘の末に目を潰されたSPの阿部は、目を潰されたことですべてを冷静に見極めることができるようになり、部下である二階堂を使い犯人を見つけ出そうとしていた。その頃、ディーノに心中事件と偽装されて、樽屋吾郎会長とともに毒殺されそうになったディーノの母が意識を取り戻す。警察に捕まるのは時間の問題だと考えるディーノだったのだが…!?

DINO(11)決着 愛蔵版

丸菱デパート七代目社長であった父・丈一郎が副社長の樽谷五郎をはじめとする重役達の反逆によって解任され、すべてを失ってしまった菱井ディーノ。自分のデパートとなるはずだった丸菱デパートを取り返すべく、15年前の復讐のために丸菱デパートに入社したのだった。丸菱デパートの重役たちに起こる一連の事件の犯人を社内では「丸菱の怪人」と称されたいた。その丸菱の怪人がディーノだと確認したSPの阿部は、失明しているものの、目が見える振りをしてディーノの自宅に乗り込み、「一千万円払えば見逃す」と持ちかけられる。しかし、ディーノはそれが罠だと見破り、阿部達はディーノから手を引くこととなる。そして新たに秘書課に配属されたディーノは配属直後に、課長代理の柄沢から英雄が社長になれないと宣戦布告をされる。そんな折、再び西急デパートの榊社長がディーノの前に現れ、15年前の解任には真の黒幕がいると知ることになるのだが…!?

DINO(12)終着点 愛蔵版

丸菱デパート七代目社長であった父・丈一郎が副社長の樽谷五郎をはじめとする重役達の反逆によって解任され、すべてを失ってしまった菱井ディーノ。自分のデパートとなるはずだった丸菱デパートを取り返すべく、15年前の復讐のために丸菱デパートに入社し、さまざまな手段で次々に復讐をとげていく。丸菱デパートの重役たちに起こる一連の事件の犯人を社内では「丸菱の怪人」と称されたいた。ディーノをもっとも信頼しながらも丸菱の怪人ではないかと感じている樽屋英雄。その憧れの女性であり、本当の黒幕の孫でもある木暮敦子をレイプし、すべてを告白してしまったディーノだったが、敦子はそれを隠して、再びディーノに抱かれながらも、英雄とも肉体関係を結ぶ謎の行動をとる。一方で課長代理の柄沢は英雄の破滅を狙って意外な噂を流し…!? いよいよディーノの復讐劇もクライマックス!! 果たしてディーノの未来は!?