あらすじ1941年、上海の本屋の子どもケンちゃんは、“極楽とんぼ”なお父さんと美人のお母さん、優しい店員の王さんに囲まれて、毎日が発見の連続。そんな楽しい毎日にも、やがて戦争の暗い影が差してきて……。笑いと郷愁に満ちた、高井研一郎の自伝的作品。
1941年から1945年の期間を書いた高井研一郎の自伝的作品 高井研一郎の父親がやっていた上海租界での書店が作品の舞台のベースになっている。 最初はのどかだったが戦争が長引くにつれ徐々に生活が変わっていく部分が体験者ならではなのリアリティがあって面白い。