あらすじ

工藤夏生は新宿で暮らす女子高生。父親は真面目な町医者。親子2人、平凡な毎日を望んでいた……。しかし、夏生の右目がそれを許さない。瞳孔が針のように尖るとき、その目は邪眼となって異形の者を討ち滅ぼすのだ。ある日、人気ミュージシャンにまつわる殺人事件を調べていた夏生と仲間たちは、禍々しい魔道の力と遭遇した。友の肉体を操り、父親を手にかけた非道な相手に、夏生の怒りが爆発する。明かされる運命、そして判明する宿敵の名前・九条影保(くじょうかげやす)、和宮冬星(かずみやとうせい)。圧倒的な負のオーラを前に、邪眼の夏生、心霊治療の文矢、密教法力の吉祥は3人一緒に立ち向かうことを決意する。特命心霊捜査班「ダークサイド・エンジェル」! 加速するオカルティック・アクション・シリーズ第2巻(全6巻)!
ダークサイド・エンジェル1巻

ポニーテールを長めにたらし、新宿の街をひとり歩く女子高生・工藤夏生。前髪に隠れたその右眼には、人を傷つける超常の力が秘められていた。能力が発覚するたびに他人から疎まれ、排斥され続けてきた夏生だが、ようやくこの街で矢崎佳奈子という友人を得た。ヤクザの娘でありながらスレたところのない佳奈子に、夏生は親しみをおぼえていたのだが……。やがて闇のエネルギーが日常を侵蝕しはじめた。友を巡る凄惨な事件をきっかけに、夏生の瞳は異形のものどもを鎮めるという目的を持ち、輝きを増してゆく! 彼女の棲むこの新宿に、蠢きまわる闇・闇・闇。心優しき心霊治療師・青地文矢や、美青年坊主の吉祥など、舞台に役者を揃えつつ進行する伝奇コミック・シリーズ第1巻(全6巻)!

ダークサイド・エンジェル2巻

工藤夏生は新宿で暮らす女子高生。父親は真面目な町医者。親子2人、平凡な毎日を望んでいた……。しかし、夏生の右目がそれを許さない。瞳孔が針のように尖るとき、その目は邪眼となって異形の者を討ち滅ぼすのだ。ある日、人気ミュージシャンにまつわる殺人事件を調べていた夏生と仲間たちは、禍々しい魔道の力と遭遇した。友の肉体を操り、父親を手にかけた非道な相手に、夏生の怒りが爆発する。明かされる運命、そして判明する宿敵の名前・九条影保(くじょうかげやす)、和宮冬星(かずみやとうせい)。圧倒的な負のオーラを前に、邪眼の夏生、心霊治療の文矢、密教法力の吉祥は3人一緒に立ち向かうことを決意する。特命心霊捜査班「ダークサイド・エンジェル」! 加速するオカルティック・アクション・シリーズ第2巻(全6巻)!

ダークサイド・エンジェル3巻

無造作に束ねたポニーテール、飾らない服装。工藤夏生はごく普通の少女だ。右目に嵌まった異能の光、「邪眼」さえ別にすれば……。闇の魔力によって父親を奪われた夏生は、仇である冬星と対峙した。冬星はシンガーとして舞台に立ち、罪のない大勢のファンたちを闇に捧げようとしていた。そして、彼の片目も夏生と同等以上の力を秘めた「邪眼」。ステージの上で超能力が激突し、不可視の刃が斬り結ぶ。人智を超えた膨大なエネルギーは、二人のうちどちらを地獄へ誘うのか!? この大きな試練を主軸に、繰り広げられる幾多の怪事件。夏生がふたたびオカルト捜査班「ダークサイド・エンジェル」の一員として活躍する日々は来るのか!? 黒い怨念が渦を巻く、疾風怒濤のシリーズ第3巻(全6巻)!

ダークサイド・エンジェル4巻

常に憂いをふくんだ眉間、微笑みすら浮かべないその横顔は、己が宿命を知るが故か……。若き「邪眼」の使い手、工藤夏生は闇世界の住人と闘う日々を送っていた。敵が操る黒魔術によって父を失った今、心を許せるのは心霊捜査班「ダークサイド・エンジェル」に所属する三人の同僚のみ。治療師・青地文矢は癒しの手を持ち、吉祥は破邪の読経で、神楽坂刑事は警察機構の力によって、それぞれ夏生をサポートする頼もしい味方。子どもをさらう鬼女や恨みの凝り固まった犬神など、どの事件をとっても彼らなくして解決はしない。そして、夏生の本当の母親にして超能力者「御影蓮」の存在が重くのしかかる。妖魔を影で操るとは、一体なぜ……!? 昏い因縁、ただよう妖気。新宿を中心に運命の輪がゆっくりと動き出す。星川とみ先生の描くダークサスペンス・シリーズ第4巻(全6巻)!

ダークサイド・エンジェル5巻

人智の及ばぬ心霊事件、背筋も凍る猟奇事件。闇にひそむ魔性のものが引き起こすそれに、敢然と立ち向かう警視庁捜査班「ダークサイド・エンジェル」。工藤夏生は、ヒーリング能力者・青地文矢や、密教の修行を積んだ青年僧・吉祥とともにそのメンバーである。彼女は右の瞳に宿る超能力「邪眼」を使って妖魔と戦いを繰り広げ、その過程で父親を邪悪な魔術によって失った。いつしか行方不明の母親と出会う日を待ち望んでいた夏生だが、母を捜す彼女の前に立て続けに現れたのは、異様な力を持った二人の青年、「塊(かい)」と「蒐(しゅう)」。政界をも巻き込んだ凄惨な事件の果てに、衝撃的な真相が語られる。さらに、ともに戦ってきた先輩刑事・神楽坂竜次にも死の影が忍び寄る。このカタストロフィーに夏生の心は耐えられるのか?! シリーズ最高潮の第5巻(全6巻)!

ダークサイド・エンジェル6巻

永きにわたる闇の魔物たちとの戦いも、ついに最終局面へ! 邪眼を宿す工藤夏生、治癒師の青地文矢、密教僧の吉祥たち3人は、すべての黒幕「御影蓮」の消息を追いかけ、遠野へと辿り着いた。そこに現われたのは、蓮が創りだした美しき傀儡・蒐(しゅう)と塊(かい)だった。文矢と吉祥は異界に突き落とされ、それぞれの場所で死闘が始まる。これまで夏生の人生をいいように翻弄し、その周囲を血に染めてきた蓮の正体と、その思惑がついに明らかに! 3人は宿命を乗り越え、生還を果たすことができるのか!? 警視庁心霊捜査班「ダークサイド・エンジェル」の活躍を描いた壮大なシリーズ、ついに最終巻! 大人の事情で単行本化されなかった気になる幻のストーリーを感動のラストシーンまでまとめた完全版(全6巻)!