あらすじ

「夕焼け番長」(原作:梶原一騎)、「チャレンジくん」の荘司としおの自転車旅行をテーマにした代表作、一挙刊行。(22)「ワッパ盗難事件の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。自転車での長旅で痔になってしまった輪太郎は、速く走ることの出来ず、友人・日高とは別行動で大阪を目指すことになった。一方、日高は早くも大阪に到着。だが、捜せど捜せどいるはずの陣太郎に会えず、イライラが募る。そんな折、ひょんなことから知り合った酔っ払いから、陣太郎の盗まれた自転車・ダルマ号を持っていると聞く。日高は、勇んで、その酔っ払いの家に行くと、そこには盗まれたはずの自転車が…! (23)「男をあげた伊勢路の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。陣太郎の自転車が盗難されたことがきっかけとなり、輪太郎は、陣太郎と再会する。だが、それもつかの間、最終的には、別々に走ることになる。三重県に入った輪太郎は赤目四十八滝へと向かうが、赤目忍者サイクリング部なる地元の不良グループに邪魔され、難を逃れるようにして、ようやく赤目四十八滝へと辿り着く。そこには、陣太郎の姿が…! (24)「ナマハゲ大災難の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。真珠島から伊勢に戻ろうとした輪太郎の友人、通称・ナマハゲ(日高)だったが、途中で、白バラ寮なる養護施設に雇われ、遊具を作るアルバイトを始める。美人の島田先生や生徒たちと仲良くなり、楽しいひと時を過ごすが、このままここにいることは出来ないと決心し、施設を後にする。だが、その後、日高は夜道で崖から転落してしまう。果たして生死は…!? (原書:1977~1978年刊行)
サイクル野郎 大合本 1

「夕焼け番長」(原作:梶原一騎)、「チャレンジくん」の荘司としおの自転車旅行をテーマにした代表作、一挙刊行。(1)「日本一周旅行の巻」 人生の目標を持たずその日暮らしをしていた中学三年生・丸井輪太郎は、自動車レースに出場し、奇跡の同着優勝を果たす。この経験から、自転車のおもしろさを知った輪太郎は、日本一周2万キロの自転車旅をすることを決意。だが、それは中学生にはあまりに無謀な挑戦だった! (2)「前途多難の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。埼玉県秩父から、長野県佐久にたどり着いた二人。そこで地元の自転車屋の一人息子に出会い、お店でアルバイトをすることになる。だが、初めての仕事で苦労が多く…。(3)「雪国の旅はつらいの巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。長野から先のルートをめぐって輪太郎は、陣太郎と対立。諏訪から木曽の妻籠を通って地獄谷へ行こうとする輪太郎に対し、小諸を通ることを主張する陣太郎。結局、ふた手に分かれて地獄谷をめざすことに…。諏訪湖、長野駅、善光寺と観光名所を抜け、地獄谷へ向かう輪太郎。だが、そこには危険な雪道が待ち構えていた。(原書:1974~1975年刊行)

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「夕焼け番長」(原作:梶原一騎)、「チャレンジくん」の荘司としおの自転車旅行をテーマにした代表作、一挙刊行。(4)「東北ドジ旅行の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。山形の天童へと辿り着いた輪太郎は、陣太郎と共に泊めてくれる寺を探して市内を奔走。だが、なかなか見つからず困り果てていたところ、ようやく王将寺という寺に泊めてもらえることになった。だが、そこの和尚にお手伝いを強要され悪戦苦闘してしまう。そして、翌朝、和尚は、がんばったご褒美だと言わんばかりに、美少女だちが作った豪華な食事を振舞うのだった…! (5)「北海道突入の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。秋田で出会った日高剣吾を仲間に加え、輪太郎たちは青森へと向かった。やっと辿り着いた恐山で、いたこから、大きな不幸の色が見えると言われ、輪太郎は動揺する。そんな矢先、母親が胃潰瘍で入院したことを知る。それを知った輪太郎は、母のために帰京するべきかと悩み始める…。(6)「ちょっぴり手柄の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎、そして、秋田で知り合った日高剣吾の3人は、北海道に上陸した。途中で知り合った自転車旅の女子グループと同行。陣太郎や日高が女子と仲良くしているのを横目に、輪太郎は自転車旅のリーダー像をめぐり女性グループのリーダー・朝川陽子と火花を散らすのだった。(原書:1975年刊行)

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「夕焼け番長」(原作:梶原一騎)、「チャレンジくん」の荘司としおの自転車旅行をテーマにした代表作、一挙刊行。(7)「ひとり旅はつらいの巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。走行プランをめぐり、陣太郎、日高と対立する輪太郎。そこで札幌駅からは、それぞれ別コースで北海道をまわることにする。日本海に出た後、旭川経由で太平洋側をめざす輪太郎は、途中、日本一周に憧れる少年・小原正太と出会い一緒に進む。しかし、自転車での旅を簡単に考えている正太に対し、それがどんなに大変なものかを分からせるために、輪太郎はある作戦を実行する。(8)「ノサップ岬で感涙の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。別コースを進む輪太郎は、悪路に悩まされながらも、ようやく釧路に辿り着く。だが、すでにタイヤの寿命が限界に達していたたため、宿泊先のユースホステルで、東京で自転車屋を営む父親に替えのタイヤ送ってもらうよう、ハガキを出す。しかし、2日経ってもタイヤは届かず、輪太郎は足止めを余儀なくされてしまうのだった。(9)「空を飛んだ輪太郎の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。途中から一人旅となっていた輪太郎は、知床半島の山中で出会った金髪ヒッチ・ハイカーのリンと共に、ウトロ港へと向かう。そこで、団体旅行に来ていた隣家の公害オヤジ・田沼と出くわし、リズムを奪われる。そして、ようやくリン、田沼と別れ、一人網走をめざすのだった。一方、その頃、友人の陣太郎は屈斜路湖、日高は根室にいた。(原書:1975年刊行)

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「夕焼け番長」(原作:梶原一騎)、「チャレンジくん」の荘司としおの自転車旅行をテーマにした代表作、一挙刊行。(10)「日本最北端で再会の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。北海道一人旅の疲れと雨に濡れたことが原因で、輪太郎は士別市に着くなり倒れてしまう。ばんえいの競走馬を育てる熊次郎に助けられた輪太郎は、ギックリ腰になった熊次郎の代わりに馬の面倒を見ることになる。陣太郎、日高と宗谷岬での再会を約束した日まであと2日となっているにも関わらず、輪太郎は出発を切り出せずにいた。(11)「さよなら北海道の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。北海道で別コースを走っていた輪太郎は、仲間と合流する予定日にあと2日となっていた。そこで、残り2日を寝ずに走り続けなんとか合流ポイントの宗谷岬に到達。陣太郎、日高と感動の再会を果たす。再び三人で旅をスタートさせるが、輪太郎たちの名を名乗り、あたかも自分たちが日本一周をしているように吹聴してまわる三人組が現れ、どちらが本物かをめぐり自転車勝負をすることに…。(12)「真夏の東北で大恥の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。北海道一周を成し遂げ、再び青森に戻った輪太郎たち三人。そこで、仲間の一人、日高は、目的だった北海道一周が達成できたと言って故郷の秋田へと帰って行く。一方、輪太郎と陣太郎は浅虫温泉で出会った旅館の娘・ユミを引き連れ八戸に到着。そんな中、途中で立ち寄った氷屋でなんと秋田に帰ったはずの日高を見かける! (原書:1976年刊行)

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「夕焼け番長」(原作:梶原一騎)、「チャレンジくん」の荘司としおの自転車旅行をテーマにした代表作、一挙刊行。(13)「七夕祭に悪戦苦闘の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。鹿児島からやってきた無銭旅行の名人・南郷秀丸と同行した輪太郎たちは、宮城の唐桑半島に到着。そこで、再び友人・日高と再会するも、またケンカ別れしてしまう。最初は南郷を尊敬していた輪太郎も、仮病を使って食事や寝床にありつくなど、人を騙す南郷に嫌気がさしてくる。(14)「とうちゃん死ぬなの巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。山梨第五高等学校のサイクリング部と同行することになった輪太郎と陣太郎。しかし、その中のハミ出し二人組・黒木と荒巻に邪魔をされ、恥をかかされてしまう。そんな折、山を下る途中でブレーキが効かなくなった黒木を見つけ、輪太郎が身を呈し救うのだった。そのことがきっかけで黒木たちの態度が徐々に変わりはじめる。(15)「さすらいの旅立の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。猪苗代にいた輪太郎の元に、父が大怪我して危ないという電報が届く。父のことが心配な輪太郎は、日本一周をあきらめて一路、東京を目指し、必至に自転車をこぐのだった。一方、東京では入院して危険な状態のはずの父が、ピンピンして仕事をしていて、さらに、そこには、日高の姿もあった! (原書:1976年刊行)

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「夕焼け番長」(原作:梶原一騎)、「チャレンジくん」の荘司としおの自転車旅行をテーマにした代表作、一挙刊行。(16)「とんだ人生勉強の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。高崎で知り合った女性サイクリスト・山口正美と、彼女の実家がある横須賀へ向かった輪太郎。お互いに好き合っていた二人だったが、正美は自分と旅を続けることが輪太郎にとってよくないとわかって、わざと輪太郎を突き放す。そんな正美の気持ちを知らない輪太郎は、正美と別れ、再び陣太郎、日高と合流し、日本一周を目指すのだった。(17)「九死に一生の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。陣太郎、日高とともに行動している輪太郎は、日本一周は一人でやるべきだと考え、陣太郎と日高に置手紙を残し、一人旅立ち、大菩薩峠を登りはじめる。しかし、折からの大雨の影響で足を滑らせ、崖から転落。脚を怪我して動けなくなった上に、急性気管支炎にかかってしまう。輪太郎についに絶命か!? (18)「金欠ハラペコ旅行の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。旅の資金が底をつきはじめた輪太郎は、行く先々でアルバイトをすることにした。だが、なかなかバイトが見つからずにようやく一晩で50万円もの大金を稼げるという仕事を見つける。だが、それは銀行強盗の片棒だった! このままでは、犯罪者になってしまう。そこで輪太郎はある行動を取ることに…! (原書:1977年刊行)

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「夕焼け番長」(原作:梶原一騎)、「チャレンジくん」の荘司としおの自転車旅行をテーマにした代表作、一挙刊行。(19)「かなしき出会いの巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。一人旅に戻り、愛知県に入った輪太郎は、北設楽郡の花祭りを横目に先をめざし快走を続ける。だが、輪太郎の後をつけてきた一台のトラックに命を狙われ、ひき殺されそうになってしまう…。犯人が語る殺人の動機とは一体…!? (20)「能登路で決闘の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。富山に入った輪太郎は、チンドン屋のアルバイトをしていた友人・日高と再会。チンドン屋を追い出されそうになっていた日高を助けるため、日高のアルバイトを手伝うことにする。だが、輪太郎一人がもてはやされることに日高は激しく嫉妬! 輪太郎に「決闘しよう」と宣言する。(21)「南からきた男の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。陣太郎が大阪で自転車を盗まれたことを知った輪太郎と日高は、陣太郎のことが気になり急ぎ大阪へ向かう。そんな中、ローラスケートで日本一周をしているという一人の男と出会う。その男とは、元ローラースケートの日本チャンピオン・山川 隆だった。(原書:1977年刊行)

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「夕焼け番長」(原作:梶原一騎)、「チャレンジくん」の荘司としおの自転車旅行をテーマにした代表作、一挙刊行。(22)「ワッパ盗難事件の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。自転車での長旅で痔になってしまった輪太郎は、速く走ることの出来ず、友人・日高とは別行動で大阪を目指すことになった。一方、日高は早くも大阪に到着。だが、捜せど捜せどいるはずの陣太郎に会えず、イライラが募る。そんな折、ひょんなことから知り合った酔っ払いから、陣太郎の盗まれた自転車・ダルマ号を持っていると聞く。日高は、勇んで、その酔っ払いの家に行くと、そこには盗まれたはずの自転車が…! (23)「男をあげた伊勢路の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。陣太郎の自転車が盗難されたことがきっかけとなり、輪太郎は、陣太郎と再会する。だが、それもつかの間、最終的には、別々に走ることになる。三重県に入った輪太郎は赤目四十八滝へと向かうが、赤目忍者サイクリング部なる地元の不良グループに邪魔され、難を逃れるようにして、ようやく赤目四十八滝へと辿り着く。そこには、陣太郎の姿が…! (24)「ナマハゲ大災難の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。真珠島から伊勢に戻ろうとした輪太郎の友人、通称・ナマハゲ(日高)だったが、途中で、白バラ寮なる養護施設に雇われ、遊具を作るアルバイトを始める。美人の島田先生や生徒たちと仲良くなり、楽しいひと時を過ごすが、このままここにいることは出来ないと決心し、施設を後にする。だが、その後、日高は夜道で崖から転落してしまう。果たして生死は…!? (原書:1977~1978年刊行)

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「夕焼け番長」(原作:梶原一騎)、「チャレンジくん」の荘司としおの自転車旅行をテーマにした代表作、一挙刊行。(25)「冒険ドッグ陸中の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎は、ケガをした日高の分も自分が走ると決心し、再び日本一周の旅をスタートさせる。そして、潮ノ岬で出会った一匹の野良犬・シェパードにすっかりなつかれ、陸中と名付けて行動を共にするも、輪太郎の勘違いから保健所送りにさせてしまう。もう一度、陸中に会いたいと願う輪太郎に「陸中が脱走した」という知らせが届く…。(26)「おなじアホウならの巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。入院中の日高はようやく松葉杖をついて歩けるまでに回復した。だが、白バラ養護施設の美人教諭・島田が見舞いに来ないことにショックを受け、日本一周を断念して故郷の秋田に帰ると言い出した。島田先生の本当の気持ちを聞いていた輪太郎から真実を知らされるが、日高は「実家の大工を継ぐ気持ちは変わらない」と言い放つ。(27)「養子騒動冷汗の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。高知県に入った輪太郎は安芸市、南国市を抜けて高知市へと辿り着く。そこで、スケートボードに乗る一人のおてんば少女と出会う。偶然からその少女を助けた輪太郎は、大きなおみやげ屋を営む彼女の家に泊めてもらうことになった。手厚いもてなしを受ける輪太郎。だがその裏には輪太郎が知らないある計画があった! (原書:1978年刊行)

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「夕焼け番長」(原作:梶原一騎)、「チャレンジくん」の荘司としおの自転車旅行をテーマにした代表作、一挙刊行。(28)「足摺岬で自殺騒動の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。足摺岬に向かう途中の七子峠で、愛車フェニックス号の前輪が外れてしまった。修理が済むと再び足摺岬をめざし走り出すが、弱気になっているせいか徳島でケンカ別れしてしまった陣太郎のことが気にかかる。一方、陣太郎も、輪太郎のことが気になり、足摺岬をめざし自転車をこいでいるのだった。(29)「輪太郎の闘牛士の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。別行動をしていた二人だったが、足摺岬で再会し、無事仲直り、再び二人で走り出す。だが、その矢先、陣太郎が足の肉離れを起こし動けなくなる。闘牛を飼っている家に世話になる二人だったが、輪太郎は家主にすっかり気に入られてしまい、ケガで倒れたその家主の代わりに闘牛大会で牛を操る勢子(せこ)をつとめることになる…。(30)「清純スターの涙の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。松山の道後温泉で、映画スター・池上ジュンコと出会った輪太郎。偶然からかジュンコから手紙を受け取る。そこには「自分を助け出して欲しい」と書かれてあった。からかわれているのだろうと思いながらも、約束の時間にジュンコが宿泊しているホテルへ向かった輪太郎だったが、そこには驚きの展開が待ち受けていた。(原書:1978年刊行)

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「夕焼け番長」(原作:梶原一騎)、「チャレンジくん」の荘司としおの自転車旅行をテーマにした代表作、一挙刊行。(31)「ヘンな外人の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。香川県のユースホステルで父からの手紙を受け取った輪太郎は、日高が家出したことを知る。自分たちに会いに来るとにらんだ輪太郎と陣太郎は、なんとか日高を捜して、金比羅山でようやく再会を果たす。もう二度と自転車に乗れないとヤケになっている日高に対して、輪太郎の取った行動は…。(32)「爆弾男逃走の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。二人仲良く旅を続けていた輪太郎と陣太郎。しかし、自分たちだけが旅を続けていることに虚しさを感じた陣太郎が九州を目前にして突然、日本一周をやめて東京へ帰ると言い出す。しかも、陣太郎は、輪太郎にも「一緒に東京へ帰ろう」と誘う。だが、輪太郎はその誘いには乗らずに一人で九州をめざすのだった。(33)「恐怖の人質の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。陣太郎は途中でリタイアすると宣言し、輪太郎の元を離れる。一方、輪太郎は初心貫徹、岡山にたどり着き、そこで記憶喪失にかかったという自転車旅行中の男・大山雷太に慕われ、同行することになる。だが、その男、実は刑務所から脱走した爆弾魔だと分かる。しかも、輪太郎の自転車に爆弾をつけられ、警察も打つ手がない。人質として、大山と同行せざるを得ない輪太郎に生還の機会はあるか? (原書:1979年刊行)

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「夕焼け番長」(原作:梶原一騎)、「チャレンジくん」の荘司としおの自転車旅行をテーマにした代表作、ついに完結!! (34)「輪太郎失明の危機の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。本州最南端・下関の関門橋に辿り着いた輪太郎は、リタイヤし、東京に帰ったはずの陣太郎を発見。陣太郎は未成年のくせに酒を飲み、暴れた挙句、気持ちが悪いと苦しんでいた。相変わらず人騒がせな陣太郎を秘策でこらしめた輪太郎は、陣太郎と仲直りし、ついに関門橋トンネルを抜け、九州上陸を果たすのだった。(35)「天草四郎の財宝の巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。砂ぼこりを目にかぶってしまったことがきっかけで失明寸前になり、1か月の入院を言い渡された輪太郎。それでも日本一周を断念することを聞き入れない輪太郎を見かね、陣太郎は自分が目となると言い出す。しかし、自分が足枷になる訳にはいかないと輪太郎は陣太郎と別れ、一人で旅立つ決意をする。(36)「ゴールは近いぞの巻」 自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。九州の南端、鹿児島の桜島に辿り着いた輪太郎。そこで東京の実家に電話すると、陣太郎の父親が胃がんで入院したことを知らされる。それを陣太郎に伝えるように頼まれ、沈んだ心でフェリーを降りた輪太郎は陸中海岸で知り合った無銭旅行サイクリスト・南郷と再会。一緒に陣太郎を捜すのだった。(37)(最終巻)「やったぞ日本一周の巻」 日本一周の旅も残すところ沖縄県のみ! ついに九州最南端の佐多岬に辿り着いた輪太郎は、沖縄に渡るために漁船に乗せてもらおうとする。だが、これがなかなかうまくいかない。そこで、しばらく港で働き、機会を待つことにした。そして、やっと沖縄へ向かう漁船を見つけ、密かに自転車を積み込み乗船する。だが、運悪くその漁船が難破、船員もろとも遭難してしまう。最後の地・沖縄を目前にして輪太郎の運命は…。今巻、堂々の完結! 読切「サブとゴロー」併録。(原書:1979~1980年刊行)