あらすじ

子どものいない老夫婦が雪でつくった人形は、人間の女の子となり、冬の間老夫婦と楽しく暮らしました――そんなおとぎ話を信じて雪の女の子をつくったテディのもとに、本当の人間の女の子、レナがやってくる。幼なじみの二人の切ないラブロマンス。
曽祢まさこ短編集 氷の城 分冊 氷の城

幼いころに両親を亡くし、叔母の家で暮らすジュリアは、公園で、寄宿学校に通う少年アローと出会う。互いに惹かれあう二人だったが、アローの病弱な美しい母は、彼に異常な執着を示し、決して彼を手放そうとしないのだった。家に呼び帰らせられたアローを追って、ジュリアは氷と雪に閉ざされた街へ向かう。

曽祢まさこ短編集 氷の城 分冊 ふたりの街角

受験をひかえた中学3年生の理栄(りえ)は、親から勉強のことをしつこく言われ、うつうつとした日々を送っていた。そんな気持ちを晴らすため、母に隠れて通う喫茶店で、理栄は兄と同じ高校を退学になった勇(ゆう)と出会う。しかし、勇と会うことを禁じられた理栄は――。

曽祢まさこ短編集 氷の城 分冊 冬色のロマンス

子どものいない老夫婦が雪でつくった人形は、人間の女の子となり、冬の間老夫婦と楽しく暮らしました――そんなおとぎ話を信じて雪の女の子をつくったテディのもとに、本当の人間の女の子、レナがやってくる。幼なじみの二人の切ないラブロマンス。