昭和40年代のプロ野球界。紳士的と言われる巨人軍のなかで異彩を放つ野生児型ピッチャー・番場蛮の努力、挫折、成長を描きます。第三巻は、ヤクルトの知将・三原監督との激闘からスタートします。三原マジックに苦戦する巨人軍。その三原ヤクルト相手に勝ちをもぎ取る番場蛮。しかし巨人の八幡捕手は満足せず、番場蛮を成長させるため、自らの命をも捨てる覚悟の練習法を考案する。その友情に感激し、剛速球に磨きをかける番場蛮。しかしヤクルトの天才打者・眉月は、番場蛮を打ち崩す絶対の自信があった……。野球に人生を懸ける男たちがぶつかり合う!まさに火花が散る傑作!