あらすじ

要人の暗殺を請け負い、政界の闇を支配しようとする死神党。影男の手にある無音拳銃を狙い、卑劣な罠を仕掛けてくる。幼い妹を使って影男に痺れ薬を飲ませたV―8号が、まんまと影男の手から無音拳銃を奪ってしまった。そしてやはり、無音拳銃は代議士の暗殺に使用される。無音拳銃を追う影男は、政界の疑獄事件に巻き込まれていくが…。「幻の拳銃」他に「地獄の迷路」「死霊の山」「帰って来た男」を収録。
影男 1巻

暗黒街にその名を知られた『影男』。ナチスの開発した奇跡の拳銃は、音を小さくするのではなく全く無音で銃弾を発射できる、無音拳銃。その所有をめぐって政治家の錦城との暗闘…そして無音拳銃による総理大臣の暗殺と、望むと望まないに拘らず、権力や金欲闘争に巻き込まれていく影男。国宝級の仏像、ダイヤを争い、殺し合う悪人たち。影男自身は金も権力も興味はないが、無力な庶民が悪人どもの争いに巻き込まれて無残な目に遭うことを許せない。また影男に想いを寄せる女たちには、自分に関わると不幸になると、自ら身を引いていくのが常である。虚無と絶望、癒し難い男の孤独を描いて、一時代を画したハードボイルド劇画の傑作。ここに復活!「無音拳銃」以下「暗い怒り」「暗殺魔団」「狼の葬列」を収録。

影男 2巻

新宿に現れた影男。昔愛を交わした女が、ぼったくりバーのママになっていることを知る。また麻薬中毒にされ、売春婦となっていた若い女を逃がしてやるが、女は殺され、影男も襲われた。懐に有った女のコンパクトで命拾いした影男は、法律の手の及ばぬ巨悪に怒りの牙を向ける!終わった恋と、蝕まれる若い命が交錯し、悲劇の結末へと向かって行く。次第に明かされる影男の過去とは?「群狼の街」(1・ある邂逅)(2・女豹の地図)(3・蒼い闇の挽歌)(4・忘却の弾痕)(5・破れたグラス)「さすらい」「ながれ者」(1・木彫り人形)(2・鏡の部屋)(3・逆狼の彷途)(4・裂けた碑銘)(5・無頼悲愁)(6・鬼太鼓)を収録。

影男 3巻

要人の暗殺を請け負い、政界の闇を支配しようとする死神党。影男の手にある無音拳銃を狙い、卑劣な罠を仕掛けてくる。幼い妹を使って影男に痺れ薬を飲ませたV―8号が、まんまと影男の手から無音拳銃を奪ってしまった。そしてやはり、無音拳銃は代議士の暗殺に使用される。無音拳銃を追う影男は、政界の疑獄事件に巻き込まれていくが…。「幻の拳銃」他に「地獄の迷路」「死霊の山」「帰って来た男」を収録。