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誕生日に訪れたのは二度と思い出したくなかった「アレ」
「2024年本屋大賞」を受賞した青春小説を「滋賀愛」たっぷりにコミカライズ! 突飛な発言ばかりする成瀬と、それに振り回される幼なじみの島崎。しかし成瀬の行動は、周りの人々の気持ちを確かに変えていく――。
持ち前のパワフルさで薄給かつ激務の介護業界を奮闘する介護士「神田はんな」。 彼女は2年前に導入された介護ロボット「アレテー」が気に入らない。 労働時間の制限なし、専門的な介護作業は◎、しまいにはセンサーで人間の感情まで理解する。 そんな万能さが勘に障るのだ。しかしある日、彼女は「アレテー」の秘密を知ってしまいーーー。
重苦しい色合いと独特の造形。一目見ただけでわかる奇妙さ不穏さに惹かれました。 主人公は女子高生の菫。美容整形&ダイエット狂いの母親と2人で暮らしています。 娘の顔を不憫に思った母親によって菫も整形手術をさせられます。 16歳で整形手術を受けた後から、菫は奇妙な幻覚に悩まされるのです……というお話。 登場人物すべて常人と狂人の狭間にいるので、誰の見ている世界が正しいの?と疑いながら読んでしまいます。 恨みが全ての行動原理、整形手術による変化のリアルさ……韓国らしさが感じられるところも面白いです。 辻褄合わないまま強引に進めたなあ…と思う箇所も正直ありましたが、よくない方向に勢いよく転がっていく感じが最悪で最高でした。