あらすじ16年ぶりに眠りから目覚めた海深(うみ)は昔住んでいた家を山口とともに訪ねる。突然“別人”のような表情を浮かべて「先生」とつぶやきキスをする海深に、戸惑いを隠せない山口。まもなくしてその“別人”は、自分は海深の双子の妹の“空美”で「海深ちゃんは死んだ」と言う。海深が消えてしまい、そして死んだはずの空美が現れてショックを受ける希実は、海深を取り戻そうと必死になる。山口も消えた海深を取り戻そうと、アパートでキスをするが!? 死んだ双子の妹が海深を乗っ取る、混濁の姉妹サスペンス第3巻!!
物語は事故で昏睡状態にあった主人公の高校2年生・笹本海深(うみ)が病院で16年の眠りから目覚める場面から始まります。 目覚めた瞬間、海深の側にいたのは、彼女の両親、そして**彼女の記憶の中には存在しない妹**の希実でした。 事故のせいで一部の記憶が混濁している海深はリハビリも兼ねて少しずつ学校に通い始めるのですが、そこには**彼女が昏睡している間に”同学年”になっていた希実**の姿が。。。 そんな海深の”16年ぶりの日常”は、彼女に強烈な違和感をもたらします。 この作品は海深がその違和感の正体を探る中で、少しずつ隠された真実に近づいてゆく様子を描くファミリーサスペンスです。 1巻まで読了