あらすじ金と権力に物を言わせた二宮の陰謀を暴き、その真意を問いただす夏目。しかし、追い詰められた二宮は夏目を誘拐・軟禁するという信じがたい強硬策に打って出る!必死に脱出の手段を模索する夏目。行方不明になった夏目を捜す如月と公安刑事・才賀。やがて軽井沢に集う一同。そして度重なる凶行に遂に夏目の堪忍袋の緒が切れる……!?
閑古鳥鳴きまくりの飲食店を美食家の文豪が手厳しく指導し繁盛店に変えていくお話。 だと思って読みました。間違いではないんだけどだいぶニュアンスが違いました。 美食家の文豪・夏目はとにかく料理人が嫌い!!料理は美味しいけど繁盛しないお店に「このままやれば大丈夫ですよ」的な甘い言葉をささやき、潰れていくのをニヤニヤ眺めるのが好きなヤバい人です。 なのに担当編集者・如月の手によって、繁盛店になるためのアドバイスやアイデアを提案する人になるんです。 人間そんなすぐに性格なんて変わらない、それなのに変えちゃう手腕があるんだからすごいなあ如月は…という話でもないからすごい。すごいというかヤバい人なんですがそれは読んでからのお楽しみです! 嫌いだからこそ冷静な視点で見つめて、改善点を発見できるのかもしれませんね。