あらすじ

関東大会東京都予選が開幕した。インターハイの前哨戦となるこの大会、シードの青蕾高校は4回戦から出場する。相手の目暮高校は高身長選手を有して3回戦まで全て100点ゲームで勝ち上がってきた。試合前のアップの時間。勝ち上がってきた勢いをそのままに異様な盛り上がりで会場を圧倒する目暮とは対照的に、淡々とこなす青蕾Aチーム。太樹たち青蕾Cチームも2階席から応援する中で、1年たちは、その勢いの差に先輩たちに不安を抱く。しかし、太樹の目には全く違う光景が写っていた。青蕾バスケの真髄が、いま、明らかになる。
アオバノバスケ 1巻

身長195cmの中学生・青葉太樹は、恵まれた体格のせいで、一緒に遊ぶと怪我をすると「異物」扱いされてきた。そんな「自分」を見失っていた時、バスケU16日本代表・明星レオに出会う。1on1で一瞬の動作を見抜く太樹に、本当の武器は身長ではなく「目」だと、その才能を言い切った。身長で判断しないレオとの交流の中でバスケの自由さに惹かれていった太樹は、レオを超えるという夢を胸に、都内バスケ強豪校・青蕾高校へ進学する! 『ボーイズ・ラン・ザ・ライオット』が2021年米国ハーヴェイ賞「Best Manga」部門にノミネートされ世界で話題となった新鋭・学慶人による超本格高校バスケ漫画!

アオバノバスケ 2巻

あの日、人生をこのコートで燃やすと決めた。東京都のダークホース・青蕾高校バスケ部に入部した太樹は、入部早々、Aチーム昇格を懸けた紅白戦に挑む。相手は2年生・道源夏芽が率いる先輩たち。しかし、一年間の差はあまりに大きく、太樹の心に弱い自分が「もういいんじゃない?」と囁きかける。諦めて試合を終わらせるのか、もがくのか。紅白戦は熱を帯びる。老舗バスケ雑誌「DUNK SHOOT(ダンクシュート)」で紹介され、数多くのバスケ経験者が凄い!と唸る本格バスケ漫画第2巻!

アオバノバスケ 3巻

Aチーム昇格を賭けた紅白戦の翌日。太樹が練習に行くと、見慣れない人物がシューティングをしていた。3Pラインよりも遠い位置からのシュート、“ディープスリー”を連続で決めるその人物は、3年生のプレイヤー・風吹錬(ふぶき・れん)。太樹たちCチームの専任コーチを任された。風吹が最初に課した練習は──「連続5対5」。初日からの超実践的なメニューに、力量を図られていると直感してCチームの面々が闘志を燃やす中、太樹は圧倒的な個の力で得点を決める! 現実のNBAでも注目の新しいポジション「ポイントセンター」を描き、数多くのバスケ経験者が凄い!と唸る本格バスケ漫画第3巻!

アオバノバスケ 4巻

関東大会東京都予選が開幕した。インターハイの前哨戦となるこの大会、シードの青蕾高校は4回戦から出場する。相手の目暮高校は高身長選手を有して3回戦まで全て100点ゲームで勝ち上がってきた。試合前のアップの時間。勝ち上がってきた勢いをそのままに異様な盛り上がりで会場を圧倒する目暮とは対照的に、淡々とこなす青蕾Aチーム。太樹たち青蕾Cチームも2階席から応援する中で、1年たちは、その勢いの差に先輩たちに不安を抱く。しかし、太樹の目には全く違う光景が写っていた。青蕾バスケの真髄が、いま、明らかになる。

アオバノバスケ 5巻

関東大会予選ブロック準決勝・決勝当日。青蕾高校が目指すのは、この日の1試合目に勝利して、決勝へと駒を進め、東京王者 北嵐学園を倒すこと。初めてAチームの試合にベンチ入りした太樹は、準決勝直前、緊張感からひとりで集中力を高めていた。そこに鉢合わせたのが、北嵐高校のエース、留学生のモモ。モモが目指すのもまた、太樹と同じ、日本一。すでに全国トップレベルで活躍をしているモモにとって、高身長で圧倒するモモを前に相手に試合を諦められてしまう都大会レベルは「イージー」だと本音をこぼす。チームを想い、青蕾の先輩たちが本気で日本一を目指していることを知っている太樹は、モモの言葉に自らを奮い立たせる。「俺がやるべきなのは、青蕾の強さを証明すること」東京都王者・北嵐学園との決勝が始まる!

アオバノバスケ 6巻

関東大会東京都予選ブロック決勝。2m級留学生のモモを中心にした北嵐学園のオフェンスに耐える青蕾高校は、守りの切り札として太樹をコートへ送り出す。2m級 vs. 2m級。ビッグマン同士のやりあいに会場が沸き立つ中、モモは、留学生特有の「立場」に由来した圧倒的な闘志を見せつける――。東京王者・北嵐戦、最高潮! 各電子書店でランキング1位獲得!話題のニュー・本格バスケ漫画第6巻!

アオバノバスケ 7巻

ポイントセンターとしての自覚が芽生えた太樹が起点となり、躍動しはじめた青蕾は、東京王者・北嵐を追い詰める。青蕾の逆転劇を願いチームが一丸となる中、指揮官・庵だけがある違和感を抱く――。激戦の青蕾vs.北嵐、ついに決着! 一方、この大会では太樹以上の注目を集めた1年生がいた。神奈川県、岬高校の蔵石煌人(くらいし・こうと)。身長202センチ、中学時代に数々のタイトルを獲得してきた、まさに世代No.1プレーヤーに相応しい煌人が、太樹と邂逅する――! マガジンポケット移籍で大ブレイク!各電子書店でランキング1位獲得!超本格派高校バスケ漫画第7巻!

アオバノバスケ

戦術とチームワークがテーマかな(4巻までの感想)

アオバノバスケ 学慶人
alank
alank

バスケはやる方はちょっとだけだっものの観るのは今でもずっと好きで、バスケマンガはスラムダンクが金字塔過ぎてそれ以外はしっかり読まずなんとなく避けてきました。黒子のバスケもあひるの空もチラ見だけでした。(deep3はしっかり読んだw) 本作も気が進まなかったものの、ふとしたきっかけで読み始めたら、とても面白い! まっすぐで才能豊かな主人公とか、チームの絆とかもテーマとして感じられますが、個人的には戦術面やプレー中の思考に関する描写が充実していてすごく良いです。 野球のようにワンプレーずつセットプレーが行われるスポーツにくらべて、バスケは流れの中で進みしかも攻守の交代が激しいため、素人目には技術あるプレーヤーが目立つスポーツで戦術や判断より力よりもその場の感覚がものを言う世界のように見えがち。が、実は采配や各シチュエーションでの判断が多くの情報の上になされていることがよく理解できて、スポーツとしバスケをより楽しめます。アオバノバスケを読んだ後に実際の試合観戦したら、今まで以上に楽しめるんじゃないかと思います。その辺はスラダンにはなかった要素かなと。 Aチーム昇格に向けたチームメイトとの熾烈なライバル競争のリアリティはわからないですが、八村塁が大学でぶつかった壁や、渡邊雄太がサンズで味わった緊張感と通ずるものがありそうです。 日本バスケ盛り上がってますし、元々のバスケ好きだけでなく、ちょっと興味あるなくらいの人も、これを読めばいっそうバスケを楽しめるようになると思います。 コミックDAYSからマガポケに移ったとのことで先行き気になりますが、長く続いて欲しいです。 おすすめです。ぜひ読んでみてください。