あらすじ不思議な手紙が彩る書生・杏之介の毎日は… 小説家・高村紫汞先生の屋敷に、書生として住まう青年・杏之介。書生のつとめとして先生宛に折々届く手紙を清書するが、その手紙には各地で起きる不思議な出来事が綴られているのだった。手習いする狸、極上の茶をいれる翁、山へ修行にゆく猫… 手紙の内容に呼応するように、日々杏之介のまわりでも不思議な出来事が起きて…? 「ふるぎぬや紋様帳」「雨柳堂夢咄」の波津彬子が贈る、流麗なる幻想譚!
※ネタバレを含むクチコミです。