あらすじ著者の祖父は出世し、成り上がるために“零戦乗り”になった。しかし、やがて祖父は特攻隊に選ばれ多くの仲間を喪う中、結果的に、生き残ってしまった。著者の祖父が語った青春。今と変わらない。等身大の戦争がそこにはあった。そんな「零戦少年」完結から4年、なんと、祖父の同期という方から連絡が…。祖父の同期が亡くなる前に伝えてくれた知られざる壮絶な祖父の秘密が…!!
1巻はゼロ戦乗りだった作者の祖父から聞いた話を漫画化したものです。お国の為に戦う!という気持ちではなく、田舎の11人兄弟の末っ子として産まれた自分が成り上がるにはこれしかないと思い、海軍航空隊に志願した…というフィクションじゃないリアルな話が読めます。ただ1巻はよくある戦争漫画の域を出ていません。ここで読むのをやめてしまう人もいるんじゃないかと思います。 元々は1巻で完結する予定でしたが約5年後に2巻が出ます。きっかけは祖父と同じ余科練で訓練を受けていた男性が漫画を読んで手紙をくれたことです。そこで祖父からは孫である作者に語られることがなかった更なる戦争のリアルを聞くことになります。この”2人”のゼロ戦乗りの話をぜひとも映像化してほしいです!