あらすじ

大学4年生の有馬祐介は、就職が内定していたが、とある事情で留年が決定。祐介は社員18名の小さなゲーム制作会社、ジオ・ギアでアルバイトをすることに。子供の頃から憧れたゲーム業界で働く機会を得た祐介は、このチャンスを生かそうと奮闘する!!
READY BRAVO 1巻
大学4年生の有馬祐介は、就職が内定していたが、とある事情で留年が決定。祐介は社員18名の小さなゲーム制作会社、ジオ・ギアでアルバイトをすることに。子供の頃から憧れたゲーム業界で働く機会を得た祐介は、このチャンスを生かそうと奮闘する!!
READY BRAVO 2巻
オリジナルゲーム制作に向け動き始めたジオギア!! 祐介も少しでも力になりたいと3Dモデリングの勉強を始める。一方、今まで通り自社の下請けの仕事を続けさせたいゲーム制作大手のイーエンターの暮林は、大量の仕事を発注してくる。単純な嫌がらせに見えるその行為の裏に隠された意図を見抜いたジオギアは、大量の下請け作業を何としても納期を守って納品するべく真木社長を筆頭に社員一丸となって奮闘する!!
READY BRAVO 3巻
下請け業務をやめ、オリジナルゲームの制作を決めたジオギア。まずは大爆死ゲーム「ジャングルアルマゲドン」のリメイクに挑む。そんな中、祐介と同じくアルバイトの折原彩里は、自身のゲーム実況の身バレを恐れ、無断欠勤がつづく。折原を心配する祐介はなんとか折原が仕事に復帰するよう画策するが…!? 下請けからゲーム制作へ舵を切ったジオギアに襲い掛かる多くの困難と奮闘を描く激動の最終巻!!
ビンゾー

ビンゾー

きっかけは1人の老婦人の体内で起きたウイルスの突然変異だった。10数年後…世界はゾンビの恐怖に包まれる!! そして生まれた“新種”のゾンビ…。“意志”を持つカレは、ゾンビ界の神を目指した……。パンデミックパニック開幕!!!
READY BRAVO
下請けゲーム制作会社の逆襲 #1巻応援
READY BRAVO 古谷野孝雄
兎来栄寿
兎来栄寿
『ANGEL VOICE』や『GO ANd GO』など、30年以上ずっと少年マンガのフィールドで描いてきた古谷野孝雄さんが描く初の青年マンガの舞台はゲーム業界。 本作で描かれるゲーム開発会社ジオ・ギアは、かつてはオリジナルゲームも作ったことがあるものの惨敗し、今や下請けの作業がメインの零細企業(この辺りは『東京トイボックス』のG3スタジオと似ている状況ですね)。そんな社員数20名にも満たない小さな会社が、新たな人材獲得を切っ掛けに社運を賭けて再びオリジナルの大作に挑戦していく物語です。 本作の主人公はプロデューサーでもディレクターでもない、大学生4年生の新人アルバイトである青年・有馬祐介。 元々は別の業種を目指していたものの、留年を切っ掛けに子供の頃から好きだったゲーム業界に入ろうとしたという経緯ですが、根本的に真面目で熱い人間であり、その熱が周囲にも伝播していきます。 祐介と同じくバイトで入ったにも関わらず、初日から連日遅刻を繰り返す問題児の美女・折原彩都(あやと)のとある秘密も、物語を盛り上げていきます。 面白いなと思ったのが、祐介に最初に課せられたミッション。 「15世紀後半に使われていた西洋の壺はなぜか同じような所に剥がれ痕があるが、それは何故なのか」を調べろというものです。 その謎を追う実作業の様子自体も面白いですし、ゲーム中のリアリティを生み出すためにそんな所まで本気になるこの会社は本質的に面白いものを作れるポテンシャルを秘めていると感じるエピソードでした。 挑戦に賛同するもの、家庭を守るために安定の道を進みたい者など社内の思惑もそれぞれですが、このチームが今後どんな困難を乗り越えてどんな作品を生み出すのか、とても楽しみです。 余談ですが、PS1の『バイオハザード』を見て「ほぼ映画じゃん!」と思ったという幕間のお話にも親近感が湧きました。