「赤い縄の結晶」が必ず現場に残る謎多き殺人事件で母親を亡くした刑事・白峰(しらみね)。母親の死の真相の手がかりである「赤縄」(せきじょう)と事件の関係性を追うべく、この事件を担当する賽原(さいばら)の後をつけた先で出会ったのは母親の仇「八入緒」(やしお)だった―。繰り返される複製個体による凄惨な事件。そんな中、戦闘によって賽原が機能停止して五色病院に向かう。そこで出会った意外な人物によって白峰は―?そして、とあるマンションの一室に残された秋斗の学生証―。人間社会に潜む“人ならざる赤縄(モノ)”によって引き起こされる惨劇に「全所懸命」刑事が挑むクライム・サスペンス、最終巻!
※ネタバレを含むクチコミです。