どこの国かは明示されていないが、中世の騎士道社会を舞台に、偉大な父を持つフリッツ(ジョン・フリッツ・アウグスト)とイケ面のエリアス(エリアス・シアルヴィ)という二人の騎士を主人公に描いた作品。この巻では第4話から第6話までを収録。第三の主人公であるヒロインのアマリエが登場する重要な巻。旅の途中で負傷したフリッツを助けることになるヒロインのアマリエとの交流を中心に描いている。アマリエには持って生まれた美貌があるが、母親の英才教育と長い山暮らしの中で培われた愛想のなさが災いして男たちからは虐げられ、女たちからは石を投げられる薄幸の美女。アマリエはフリッツとの触れ合いのなかで、自分の才能に気づくことになる。
どこの国かは明示されていないが、中世の騎士道社会を舞台に、偉大な父を持つフリッツ(ジョン・フリッツ・アウグスト)とイケ面のエリアス(エリアス・シアルヴィ)という二人の騎士を主人公に描いた作品。この巻では第7話から第9話までを収録。フリッツとアマリエの関係性も気になりつつ、緊張に満ちた展開で読み応えのある巻。フリッツはアマリエを連れて辺境伯領の城に戻る。フリッツはエリアスと再会し、二人の父親が必死で隠そうとしてきた過去、そして雨天の騎士の謎も宮中にあると確信する。王都へと向かう二人。フリッツは戴冠式を拒む、若き王クレスジャン陛下と出会うことになる。王に対して謀反の噂を聞き、嫌な予感にいてもたってもいられなくなったアマリエも後を追う。元王室付の教師、マルグレーテに会うことで、とうとう雨天の騎士の謎と二人の出自が明かされる。
アルマトゥーラ完結編。どこの国かは明示されていないが、中世の騎士道社会を舞台に、偉大な父を持つフリッツ(ジョン・フリッツ・アウグスト)とイケ面のエリアス(エリアス・シアルヴィ)という二人の騎士を主人公に描いた作品。この巻では第10話、最終話、および序章を収録する最終巻。3巻でフリッツとエリアスの出自の謎が解け、二人は王宮へと向かう。折しも、王宮では若き王クレスジャン陛下に対して謀反が企てられており、若き王クレスジャン陛下は無能な王に対して行動を起こすことになる。王国の行方を左右する大事の前でフリッツとエリアスはどう動くことになるのか。王宮から戻ったフリッツとその家族、そしてエリアスの平和な日常が綴られるなか、物語は大団円を迎える。