あらすじいつとも知れない未来社会。地球の研究施設で生まれた「火星人」キヌは、サイボーグの少女・六とともに故郷の火星を目指す!二人を追うのは世界の覇権を狙う英国の秘密機関!その追っ手を振り切り、火星行きのロケットに辿り着くことはできるか!?若手SF作家の注目株・野村亮馬が挑戦する血と硝煙渦巻く脱出行、ここに堂々完結!!
主人公の「キヌ」と「六」の掛け合いが面白い全2巻のSF作品 ずっとSFを書いている作者さんで、巻末の設定画とコメントがSF好きの想像を誘います。 超人類の「キヌ」と一般市民の「六」が「キヌ」を追う組織から逃げながら火星船団を目指すストーリー 自分が気に入っているのは ・全2巻ながらすっきり読める事 ・相続力を掻き立てる設定 それに加えて、独特な作画 絵作りは影の印影が強めに出ていて、ゴツゴツ感が強く、日本の漫画というよりもバンドデシネやアメコミなど海外漫画っぽさがあります。なんとなくBLAME!の時の弐瓶勉氏の作風に似ています。 濃ゆいSFを読みたい方は是非(全2巻ですし