あらすじ

1849年。一攫千金を目指し、飢饉にあえぐアイルランドからゴールドラッシュに沸くカリフォルニアへ向かうアメリアとコナーの貧乏主従。少年・ワワタシと軍人・ベルの死闘、トルネード襲来と波乱が続くフロンティアでの旅路。そしてコナーとの間に深い溝を抱えるアメリア。アメリアとコナーに問われる『開拓者』たる覚悟。主従はインディアン・テリトリーで再会し、果てしない大地に、ひとつの『決断』を刻む。
片喰と黄金 1巻

1848年、カリフォルニアで発見された一粒の黄金をきっかけに始まったゴールドラッシュ。黄金発見の翌年、1849年。噂は世界中へ広がり、野心家たちが無名の田舎町へと押し寄せていた――。同じころ、アイルランドを襲った未曾有の飢饉で全てを失ったアメリアとコナーの貧乏主従も、人生逆転を期してカリフォルニアへ向かう。大西洋を越え北米大陸を横断する遙かな旅が始まる!

片喰と黄金 2巻

1849年。一攫千金を目指し、飢饉にあえぐアイルランドからゴールドラッシュに沸くカリフォルニアへ向かうアメリアとコナーの貧乏主従。必死の思いで辿り着いた新天地・アメリカ合衆国ニューヨークは、差別と暴力が蔓延る危険地帯だった。一刻も早く通り抜けようとした矢先、街を牛耳るギャングに捕まってしまい…?

片喰と黄金 3巻

1849年。一攫千金を目指し、飢饉にあえぐアイルランドからゴールドラッシュに沸くカリフォルニアへ向かうアメリアとコナーの貧乏主従。ニューヨークを離れ、いよいよ本格的な旅の始まりに向け準備を進める二人。ところが、お金はもちろん、物資も知識も、旅に必要な何もかもが足りないと痛感することに…?

片喰と黄金 4巻

1849年。一攫千金を目指し、飢饉にあえぐアイルランドからゴールドラッシュに沸くカリフォルニアへ向かうアメリアとコナーの貧乏主従。セントルイスへ向かう中、イザヤに提示された課題のひとつ「同盟者を集める」。まだ見ぬ仲間に胸を躍らせる二人だが、移動のため鉄道に乗ろうとした時、強引な乱入者によりコナーが取り残され!?

片喰と黄金 5巻

1849年。一攫千金を目指し、飢饉にあえぐアイルランドからゴールドラッシュに沸くカリフォルニアへ向かうアメリアとコナーの貧乏主従。鉄道技師のテッドとその妻アンナを仲間とし奴隷州・ケンタッキーへ。富豪・モラレス邸にてイザヤを待ちつつ、至れり尽くせりの時間を過ごしていたが、一人の奴隷がアメリアを誘拐し逃亡。奴隷が置かれている境遇の理不尽さにアメリアの心は…!?

片喰と黄金 6巻

1849年。一攫千金を目指し、飢饉にあえぐアイルランドからゴールドラッシュに沸くカリフォルニアへ向かうアメリアとコナーの貧乏主従。コナー達とは一旦別行動となり、シンシナティについたアメリアは黄金獲得への有益な情報を持つ仲間を得るためにイザヤと共に暗躍。西へと一歩一歩進む中でアメリアが得る気付きとは…!?

片喰と黄金 7巻

1849年。一攫千金を目指し、飢饉にあえぐアイルランドからゴールドラッシュに沸くカリフォルニアへ向かうアメリアとコナーの貧乏主従。セントルイスにてイザヤのパトロンであるラルフの家に滞在することに。順調に旅の支度を進めていたが、ラルフがコレラに倒れる。友の危機を前にイザヤの目はなお冷たく、謎めいた美貌の下から、旧い傷跡が覗く――。

片喰と黄金 8巻

1849年。一攫千金を目指し、飢饉にあえぐアイルランドからゴールドラッシュに沸くカリフォルニアへ向かうアメリアとコナーの貧乏主従。ポタワトミ族の少年・ワワタシと出会い、先住民の生活や文化に理解を深めていくコナー。一方、コナーが先住民にさらわれたと勘違いしたアメリア一行は陸軍のベル少佐たちと捜索に乗り出す。『未開の地』で『先住民』を知ったアメリアが、『大きな壁』にぶち当たる――。

片喰と黄金 9巻

1849年。一攫千金を目指し、飢饉にあえぐアイルランドからゴールドラッシュに沸くカリフォルニアへ向かうアメリアとコナーの貧乏主従。少年・ワワタシと軍人・ベルの死闘、トルネード襲来と波乱が続くフロンティアでの旅路。そしてコナーとの間に深い溝を抱えるアメリア。アメリアとコナーに問われる『開拓者』たる覚悟。主従はインディアン・テリトリーで再会し、果てしない大地に、ひとつの『決断』を刻む。

片喰と黄金 10巻

1849年。一攫千金を目指し、飢饉にあえぐアイルランドからゴールドラッシュに沸くカリフォルニアへ向かうアメリアとコナーの貧乏主従。軍曹や三兄弟が仲間に加わり、ロッキー山脈を越えるアメリア一行。北米大陸のあれやこれやを味わいながらアメリアの旅はフィナーレへと向かう。放浪と冒険の終わりにアメリアが見つけたものとは…!?