あらすじ

ひとは悲しくなりたいとき、お酒を飲む。――1ヶ月ぶりにバーへやってきた老婦人の倫子。長年連れ添った夫の法要を終え、彼女は久しくお酒を楽しんでいた。「ひとりになってしまって」 大きな氷がゆっくりと溶けながら、お酒の表情を刻々と変えていく。そんなグラスを眺めながら、ふと倫子はモトカレを思い出して…お見合いや許婚の風習が残る1970年代へ、ラバーズ・エンド・イブが彼女を導いていく。――オムニバス第五夜は“氷の恋”
モトカレカクテル 1巻

人の数だけ物語があるように、お酒一杯にもそれぞれ物語があるんです――昔の“あの恋”が忘れられず、新しい恋にも前向きになれないでいたOL・るい。そんな彼女は会社帰りに偶然立ち寄ったBARで、あるお酒と出会う。恋人と別れる前夜に戻れるカクテル、“ラバーズ・エンド・イブ”。半信半疑になりながらも飲んだ彼女は翌朝、目を覚ますと…うそ、女子高生に戻ってる!? しかも目の前には好きだったあのセンセーが――過去に戻れたらあなたは“モトカレ”と何をしますか? 甘くてほろ苦いタイムリープ×恋愛オムニバス。

モトカレカクテル 2巻

人の数だけ物語があるように、お酒一杯にもそれぞれ物語があるんです――昔の“あの恋”が忘れられず、新しい恋にも前向きになれないでいたOL・るい。そんな彼女は会社帰りに偶然立ち寄ったBARで、あるお酒と出会う。恋人と別れる前夜に戻れるカクテル、“ラバーズ・エンド・イブ”。半信半疑になりながらも飲んだ彼女は翌朝、目を覚ますと…うそ、女子高生に戻ってる!? しかも目の前には好きだったあのセンセーが――過去に戻れたらあなたは“モトカレ”と何をしますか? 甘くてほろ苦いタイムリープ×恋愛オムニバス。

モトカレカクテル 3巻

一度だけ飲んだお酒が、心の中にどうしても残ってしまうこと…ありませんか? ――女性シューズブランドに勤めて10年目の春。一番出世した女・鈴夏は会社の二次会を抜け出して、BARで思い出のウイスキーを楽しんでいた。「懐かしい味、彼はもう50代になったのかな」そんな思いをはせる彼女はマスターからラバーズ・エンド・イブを勧められて…そして手に入らない秘密の恋人・志藤と再会する。――オムニバス第二夜は“バーボンウイスキーの恋”

モトカレカクテル 4巻

「酒は百薬の長」 適切なお酒はどんな薬にも勝る。あなたにとっての薬は何ですか? ――雨宿りを兼ねてバーにやってきた、社会人1年目の美月。結婚願望があるものの彼氏とはうまくいかず、1週間前にフラれたばかりだった。「結婚はウザイ」 昔の彼氏にも言われた言葉。そんな美月にバーテンダーが出したお酒は失恋のカクテルだった。口に含むと染みわたってくるビターズの苦味。心を癒してほしそうに見えた美月だったが、どうやら未練がまだあるようで…ラバーズ・エンド・イブが失恋の真実を解き明かす。――オムニバス第三夜は“ビターズの恋”

モトカレカクテル 5巻

地球上で一番最初にできたお酒を…知ってますか? ――バーに逃げ込むように入った、ミュージシャンのナギ。大手事務所にスカウトされ、多くのファンに支持されていたのも過去の話で…徐々に曲も売れなくなり、気づけば事務所からも冷遇されるようになってしまった。「あなたがいた時に戻りたい」 ふと思い出すのはモトカレのこと。仕事の忙しさが原因ですれ違い、別れる前夜はろくに話すこともできなかった。彼はあの日、何を思って私の前から去ったんだろう。ずっと別れを後悔しているナギ。そんな彼女をラバーズ・エンド・イブが過去へいざなう。――オムニバス第四夜は“ワインの恋”

モトカレカクテル 6巻

ひとは悲しくなりたいとき、お酒を飲む。――1ヶ月ぶりにバーへやってきた老婦人の倫子。長年連れ添った夫の法要を終え、彼女は久しくお酒を楽しんでいた。「ひとりになってしまって」 大きな氷がゆっくりと溶けながら、お酒の表情を刻々と変えていく。そんなグラスを眺めながら、ふと倫子はモトカレを思い出して…お見合いや許婚の風習が残る1970年代へ、ラバーズ・エンド・イブが彼女を導いていく。――オムニバス第五夜は“氷の恋”