あらすじ

花岡梅香(はなおか・うめか)は、夫・幸一(こういち)と幼い娘・桜子(さくらこ)の3人で平和に暮らす主婦。ところが幸一の会社が倒産してしまったものだから、さあ大変! 再就活の末に『竜王(りゅうおう)タクシー』という、聞いたことはないもののなかなか条件のいい会社に採用されるのだが、なんとそこはいかにもコワモテぞろいのヤクザの事務所だった。「タクシー会社なんて実は隠れみので、オレきっとヤクの運び屋とかやらされるんだ~っ!」蒼ざめ泣きつく夫を犯罪者にするわけにはいかないと、実はちょっと昔ワルだった女一匹・梅香、愛する夫の採用を取り消し、解放してもらうべく、単身敵地に乗り込んでいくのだが――…!?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.8-3~特集/迷惑すぎる女」の内容と重複しています。ご注意ください)
くたばれ!小銭借金踏み倒し女/ご近所騒がせな女たちVol.8

2人の子を持つ主婦・松本心美(まつもと・ここみ/32歳)は、パート先のスーパーの先輩・三好香奈子(みよし・かなこ)とのつきあいに辟易していた。それというのも、三好はお金に関してとことん性悪で、十円・百円単位の少額のお金を借りても絶対に返さないわ、いっしょにランチをしても会計は自分が仕切り、心美が払った分の額のポイントはちゃっかり自分のポイントカードにつけるわ、セコイまでにやりたい放題なのだ。そんな日頃の不満がとうとう爆発した心美は、思い切って三好に訴える。「私がこれまで貸したお金810円、返して!」…ところが三好の返事はなんと「借用書あるの!? それがないと返せない」というとんでもないものだった。そしてそんな三好の被害者は実は心美だけではなく、パートの同僚多数に渡っていて…皆は一致団結して、三好に貸した金を奪い返すべく、ある作戦を実行するのだった――…!(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.8-1~特集/リアルにイヤ~な女」の内容と重複しています。ご注意ください)

三股転売女、我が身が売られる時/ご近所騒がせな女たちVol.8

自称OLの大川曜子(おおかわ・ようこ/27歳)は、己の美貌を活かして、あるとんでもない手法で金を稼ぐ性悪女だった。その手法は『転売』だ。曜子は3人の裕福な男たちに三股をかけてつきあっているが、その全員に同じ高級ブランド品を買わせた挙句、3つの同じもの中2つをブランドショップに売り払って金にして、残った1つだけを所有して男たちに見せることで、いわば彼らに対するアリバイ作りをしていたのだ。これまでその手法はうまくいき、彼女は3人の心をもてあそびつつ、まんまと濡れ手に粟で大金をせしめていたのだが、いつまでも悪いことはできないもので…男たちの中の一人、K医大生で某有名病院の跡取り息子・千根陵(ちね・りょう)のほんのちょっとしたイタズラ心がきっかけで、曜子の悪行のすべては白日のもとにさらされてしまうのだった…。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.8-1~特集/リアルにイヤ~な女」の内容と重複しています。ご注意ください)

ご近所当たり屋ババアに気をつけろ!/ご近所騒がせな女たちVol.8

瀬尾真樹(せお・まき/37歳)は離婚後、一人娘の愛美(まなみ/17歳)と二人で暮らすシングルマザー。昼はOL、夜はスーパーのレジ係のパートをしながら生活費を稼ぐ毎日は決して楽ではなかったが、彼女のそんな苦労を知ればこそ、やさしくいい子に育ってくれた愛美の成長にささやかな幸せを感じていた。ところが最近、その愛美の様子が何やらおかしい。あんなに明るかった子がいつもふさぎ込んでいるようで…そしてある日とうとう、愛美が数人の男たちに乱暴されそうになり警察に保護されるという、とんでもない事件が起こってしまう。話を聞くとその裏には『ご近所の当たり屋』として悪名高い、猪俣睦(いのまた・むつ/70歳)という老婆の存在が浮かび上がってくるのだった――…。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.8-1~特集/リアルにイヤ~な女」の内容と重複しています。ご注意ください)

キモすぎモノマネ女の標的にされて/ご近所騒がせな女たちVol.8

新婚の主人公が新しい賃貸マンションに引っ越してくると、隣りの部屋の真鍋(まなべ)さんも同年代の主婦だった。同じタイミングで妊娠した二人は、それを機に仲良くつきあうようになるのだが、真鍋さんのあるところが主人公の気に障るようになってくる。同じTシャツ、同じピアス、同じ髪型、同じ部屋のインテリア、同じ飲み物の好み…と、あらゆることで主人公の真似をしてくるのだ。いったい何考えてるの!? 気味が悪くてしょうがない主人公は、彼女と離れたい一心で夫に引っ越しを直訴し、「どうせ引っ越すなら…」と念願のマイホームを購入することになるのだが、するとなんと真鍋さんも――…!?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.8-1~特集/リアルにイヤ~な女」の内容と重複しています。ご注意ください)

ああ、お嬢様根性が抜けない自己中姑!/ご近所騒がせな女たちVol.8

永田真衣(ながた・まい)は夫の和夫と、義父母家の敷地内の別棟でセミ同居生活を送っていたが、基本的には姑ともほどほどの距離感で、そこそこ気楽な嫁姑関係だった。ところが問題は、姑と、隣り町にあるその実家との関係性にあった。姑は3人兄弟の長女で下に2人の弟(麻衣から見ると義叔父)がいて、実家にはいま上の弟夫婦が住んでいるのだが、とにかく姑は今でも長女風を吹かせ、しょっちゅう向こうに入り浸っては、弟夫婦をさしおいて実家のことをあれこれ仕切ろうとするのだ。それほど自分に関わることではないので、その様子を遠巻きに見ていた麻衣だったが、こと姑の亡くなった両親の三回忌の法事を実家でやるということになり、そうも言っていられなくなる。なんと姑から麻衣と2人の義叔父の嫁たちに、40人を超す列席者のための料理作りやその他のお世話をするよう指令が下ったのだ! なんで大昔に外へ嫁いだ姑の実家の法事の手伝いに、私まで駆り出されなくちゃいけないの!? とうとうブチキレてしまう麻衣だったが…?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.8-1~特集/リアルにイヤ~な女」の内容と重複しています。ご注意ください)

カリスマ生活収納アドバイザー主婦、地獄の私生活/ご近所騒がせな女たちVol.8

夫の転勤期間が終わり、娘のりなを含めた家族3人で、5年ぶりに生まれ育った町に帰ってきた奥田ちあき(29歳)は驚いた。この機に購入し入居したマンションの隣人が、なんとカリスマ生活収納アドバイザーとしてTV・雑誌等で大活躍中の遠藤依子(えんどう・よりこ)だったからだ。5年ぶりに仕事復帰を期していたちあきは、家事の効率化を図るためにも、依子から片付けについてよいアドバイスがもらえることを期待したのだが、離婚して広海(ひろみ)という男の子と二人暮らしのシングルマザーである彼女は、多忙なうえにご近所づきあいに対しても消極的なようで、どうも様子がおかしい…。怪訝に思うちあきだったが、その後依子の部屋でとんでもない騒ぎが起こってしまう…。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.8-1~特集/リアルにイヤ~な女」の内容と重複しています。ご注意ください)

恐怖のスーパークレーム女~買った家の隣人が地雷でした~/ご近所騒がせな女たちVol.8

木下恵子(きのした・けいこ)は夫と二人の子を持つ主婦。このたび、中古だが結婚8年目にして念願のマイホームを手に入れ、新しい土地に引っ越してきた。家はまだ築2年目というきれいな良物件だったが、前の住人は主人の急な転勤が決まり、泣く泣く手放したのだという。早速ご近所に挨拶回りに出向く木下一家。皆よさそうな人ばかりだったものの、1軒だけ…すぐ右隣りの楢崎(たるざき)家の奥さんだけは別で、会うなり「私、子供大嫌い! ギャアギャア騒がせたら承知しないからね!」とぶちかましてくる始末。お隣りづきあいに大きな不安を抱く恵子だったが、それは見事に的中! ちょっとでも音を出そうものなら即文句を言ってくるようになり、たまらず反論すると、今度はあらゆる手を尽くしてイヤガラセを仕掛けてくるようになったのだ。果たしてこの仁義なきご近所バトルの行き着く果ては一体――…!?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.8-2~特集/いじめ地獄」の内容と重複しています。ご注意ください)

残酷!病的潔癖症姑に殺された嫁/ご近所騒がせな女たちVol.8

借家住まいのごく庶民的家庭で育った幸子(さちこ)だったが、貿易関係の会社を営む裕福な家の後継ぎである北条正則(ほうじょう・まさのり)との交際を経て、新築の大きな新居で結婚生活をスタートさせるという、誰もが羨む嫁入りを果たした。しかし問題は、常軌を逸した超潔癖症の姑の存在だった。とにかく病的なまでに家の中の清潔さにこだわり、事細かに掃除を強制し……聞くところによると昔、まだ幼かった正則の兄を細菌による粘膜の炎症が原因で失くしてしまったことが、姑をこのような性癖にしてしまったというのだが、それにしても厳しすぎた。せっかく妊娠したことも二の次で、とにかく清潔さを最優先させられるような過酷な日々に追いつめられていった幸子は、思い余った末についに自死という最悪の選択をしてしまう――…。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.8-2~特集/いじめ地獄」の内容と重複しています。ご注意ください)

まさかうちの子がいじめを!?~時給800円パート主婦の苦悩~/ご近所騒がせな女たちVol.8

主人公は夫と息子の三人家族。中古で買った家に住み、夫はしがないサラリーマン、自分は時給800円のパート主婦という、絵に描いたような庶民家庭だ。ある日、息子の守(まもる)が学校の友達の畑田裕一(はただ・ゆういち)くんと遊んでいて、二人とも偶然ケガをしてしまったという。守は軽傷で済んだが、裕一くんのほうは頭を3針縫うというまあまあの重傷だ。実は裕一くんの母親である畑田ゆかりは、主人公がパート勤めするスーパーの社長令嬢だったため一瞬ビビるが、誰にも非はないということでホッと胸を撫でおろす。しかし、ことはそう簡単には収まらなかった…ゆかりが後になって「息子の裕一は守くんにいじめられたせいで大ケガを負った」とねじ込んできたのだ。その煽りを食ってパートのクビ宣告をされてしまう主人公。果たして、このいじめ事件の真相は一体…!?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.8-2~特集/いじめ地獄」の内容と重複しています。ご注意ください)

わが家のお犬サマ狂騒曲~ペット溺愛姑に振り回されて~/ご近所騒がせな女たちVol.8

結婚2年目の前川聖子(まえかわ・せいこ/27歳)は、義両親が暮らす夫の実家からスープが冷めない距離に住まわされていた。というのも、姑は大、大、大の犬好きで、今は大きなレトリーバーの『タロ』を飼っているのだが(通算4匹目)、自分にもしものことがあったら聖子に『タロ』の世話をさせようと目論んでいるのだ。ところが聖子は姑とは真逆に大の犬ギライで、迷惑千万この上ない。深いため息をつく聖子……だがそんな折なんと、姑ではなく『タロ』のほうが急死してしまったから、さあ大変! 葬儀に火葬にペット霊園さがしに…聖子は嫁として否応もなく巻き込まれていってしまうのだった――。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.8-2~特集/いじめ地獄」の内容と重複しています。ご注意ください)

中絶率60%超!?~無分別な40代主婦たち~/ご近所騒がせな女たちVol.8

主人公は43歳の主婦。今年で結婚20年目を迎える彼女にとって、もはや夫はただの同居人のような存在であり、夜のお勤めも月に1回程度、お義理のように済ましている関係性。しかし、年頃の高校生のひとり娘・麻央(まお)に関しては、心配が尽きない。やれ変な男と付き合ってはいないか、いやまさか妊娠するようなことはしていないか? …手遅れにならないうちにと、主人公は娘に対してセックスに対する心構えと避妊の重要性、中絶がなぜいけないかをこんこんと説いて聞かせるのだった…が、そんなときなんと、こともあろうに主人公自身の妊娠が発覚してしまう。当然中絶するつもりだという主人公に対して、娘の麻央は激しく非難するのだが――…?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.8-2~特集/いじめ地獄」の内容と重複しています。ご注意ください)

うちはアンタの託児所じゃない!~ご近所自己中ママに怒りのブチギレ~/ご近所騒がせな女たちVol.8

ごく普通の主婦の吉沢加奈子(よしざわ・かなこ)は舅の死後、一人で寂しがる姑の強い要望もあって、生まれたばかりの娘・真理(まり)と夫・高雄(たかお)と共に二世帯住宅を建てて引っ越してくる。元々人づきあいが得意でない加奈子は、それまでのマンション住まいでの同年代主婦友たちとの頻繁な交流が苦痛だったが、今度の土地は静かなお年寄り世帯が多いのでそういうこともなく、落ち着いたマイペースの暮らしを楽しんでいた。ところが、お向かいに新しい家が建ち、新住民である斉藤家が引っ越してきてからはそれが激変! 娘の真理と遊ぼうと、斉藤家の幼い3人の年子たちが毎日のように家に押しかけてくるようになり、加奈子宅は完全な託児所状態! おまけに子供たちの食事の面倒まで見させられ、日々疲労困憊、ほとほと困り果ててしまうのだった……。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.8-3~特集/迷惑すぎる女」の内容と重複しています。ご注意ください)

地獄の騒音マンション~深夜2時にいがみ合う女たち~/ご近所騒がせな女たちVol.8

亜由子(あゆこ/30歳)は、夫と二人で賃貸マンションに暮らすパート主婦だったが、毎夜毎夜隣りの部屋から聞こえてくる騒音に苦しめられ、寝不足の日々が続いていた。その元凶は隣家の高一の息子が鳴らすステレオの音楽であり、その母親である勝子(かつこ/37歳)に何度も苦情を言おうとするのだが、ご近所づきあいもある手前、なかなか実行に移すことができなかった。そんなとき、浅丘(あさおか)という水商売に従事する22歳のシングルマザーが、勝子宅を挟んで亜由子宅の反対隣りに越してくるのだが、彼女のほうは夜中の騒音に黙っているようなタマではなかった。深夜2時に勝子宅にねじ込んで苦情を訴え、同じ階の他の住人まで巻き込んでの大騒動になってしまう……。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.8-3~特集/迷惑すぎる女」の内容と重複しています。ご注意ください)

長男の嫁VS次男の嫁~姑と同居するのはどっち!?~/ご近所騒がせな女たちVol.8

専業主婦の太田典子(おおた・のりこ)には大きな不平不満が一つあった。それは、長男の嫁である太田亜紀(あき)が、自分が働いているのをいいことに姑からの用事の一切を次男の嫁である典子に押しつけてくること。そのたびに「なんで私がっ!」と納得できない典子だったが、そうはいってもいずれは亜紀が姑と同居して、自分は今の“姑の召使い”という立場から解放されるのだから…と言い聞かせてガマンの日々を送っていた。ところがそんなあるとき衝撃の事件が…! 亡き舅の三回忌の法事が行われ、そこで実家のリフォームの話と併せて兄夫婦と姑の同居話が出るのだが、なんと長男の嫁の亜紀が平然とそれを拒否したのだ……!(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.8-3~特集/迷惑すぎる女」の内容と重複しています。ご注意ください)

夫の再就職先がヤクザ屋さんでした/ご近所騒がせな女たちVol.8

花岡梅香(はなおか・うめか)は、夫・幸一(こういち)と幼い娘・桜子(さくらこ)の3人で平和に暮らす主婦。ところが幸一の会社が倒産してしまったものだから、さあ大変! 再就活の末に『竜王(りゅうおう)タクシー』という、聞いたことはないもののなかなか条件のいい会社に採用されるのだが、なんとそこはいかにもコワモテぞろいのヤクザの事務所だった。「タクシー会社なんて実は隠れみので、オレきっとヤクの運び屋とかやらされるんだ~っ!」蒼ざめ泣きつく夫を犯罪者にするわけにはいかないと、実はちょっと昔ワルだった女一匹・梅香、愛する夫の採用を取り消し、解放してもらうべく、単身敵地に乗り込んでいくのだが――…!?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.8-3~特集/迷惑すぎる女」の内容と重複しています。ご注意ください)

元姑の遺産~元嫁が託された意外なモノ~/ご近所騒がせな女たちVol.8

芦刈正美(あしかり・まさみ)は3年前、夫が部下の若い女の子と浮気して子供をつくったことが原因で離婚、今はひとり身の境遇で花屋で働いていたが、元姑のつね子のことが心配だった。というのも、その後元夫は再婚した例の若い女の子の実家に転がり込んでしまったため、今、元姑はひとり暮らしなのだ。元夫に対しては言いたいことが山ほどあるが、正美は気さくで筋の通った元姑のことは大好きだった。今でもよい友人だと思っている元姑の状況が気になり訪ねていってみると、なんと末期がんで入院しているという。そして今やただの赤の他人関係であるにもかかわらず、元姑は正美にあるものを遺そうとするのだった――…。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.8-3~特集/迷惑すぎる女」の内容と重複しています。ご注意ください)