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学校の屋上に住みつく孤高のちょんまげ中学生・駄目元 弱音。バカでスケベでどうしようもない弱音は、人生で最も不毛な時間を浪費しながら思いを巡らせる。生きるとは、孤独とは、愛とはなんだ……?ギャグ漫画としてスタートしながら、5年に渡る連載中にキャラクターが自ら動きだし、感涙の青春漫画へと変貌した異色作。名台詞も満載な連載後期作品をメインに単行本化。
学校の屋上に住みつく孤高のちょんまげ中学生・駄目元 弱音。バカでスケベでどうしようもない弱音は、人生で最も不毛な時間を浪費しながら思いを巡らせる。生きるとは、孤独とは、愛とはなんだ……?ギャグ漫画としてスタートしながら、5年に渡る連載中にキャラクターが自ら動きだし、感涙の青春漫画へと変貌した異色作。名台詞も満載な連載後期作品をメインに単行本化。
初めは、持て余した男子中学生・弱音のドタバタコメディ。モノローグが詩のよう、くらいの印象だった。 しかし、中盤以降この詩的モノローグが加速し、展開もギャグっぽさを残しながらも恋やら進路やら己の生き方やらに悩むハードな青春漫画に変貌。きっかけは、3年生に進級してヤンキーっぽい女の子が登場したことかな。 終盤は弱音がどんどんハードボイルドになって言って、セリフやモノローグの力も増していき、ちょっとした切なさと優しさを残して幕を引く見事な終わり方。 当初は単行本化の予定もなく苦しい連載だったようでその様子があとがきで語られている。このあとがきもいいので、本編読み終わったら是非読んでもらいたい。