あらすじ当日三十代だった体験者の女性。いつも決まった通勤路を徒歩で行き帰りしていたのだが、その日は深く考えもせず、普段使わない小路に足を差し向けた。するとそこには閑静な住宅街や広大な広場など想像もつかない景色が広がっていた。しかし人気はなくどこか作り物のような物悲しい空気が漂っていた。好奇心の赴くままに進んでいった先にあった小さな公園…異世界に足を踏み入れた彼女を待っていたものとは……。初出:オーディオブックCD 「実説 城谷怪談撰集 三」収録