あらすじ

複雑な過去を抱えながらも日々真摯に味噌汁作りに勤しむアリスとうららの定食屋には、今朝もワケアリの客たちが訪れ一期一会の物語が紡がれていく。そんな中、アリスに惹かれる聖夜はある提案をアリスに持ち掛け…。
29時の朝ごはん~味噌汁屋あさげ~ 1
歌舞伎町の片隅で朝の5時に開店する小さな定食屋「あさげ」。切り盛りするのは若い姉妹、メニューは一品だけの一風変わったこの店には、夜の街のワケアリたちが毎朝ふらりと訪れて…。今日も小さなドラマが始まる!
29時の朝ごはん~味噌汁屋あさげ~ 2
複雑な過去を抱えながらも日々真摯に味噌汁作りに勤しむアリスとうららの定食屋には、今朝もワケアリの客たちが訪れ一期一会の物語が紡がれていく。そんな中、アリスに惹かれる聖夜はある提案をアリスに持ち掛け…。
29時の朝ごはん~味噌汁屋あさげ~ 3
「女王」と呼ばれる太客が付き、あっという間にホストクラブでNo.1にのし上がった聖夜。しかし、女王に振り回されてアリスに会えない日々が続くうちに心がすり減り、ホストを続けることに希望を見出せなくなっていた。アリスも聖夜が「あさげ」を訪れないことに寂しさを感じながらも、彼のことを遠くから見守ろうと決意する。そんなある日、うららの父親が突然「あさげ」を訪ねてくる。5歳の時に離れたきりの久々の再会にうららは喜ぶが、彼女の父親は怪しい連中とつるんでよからぬことを企んでいる様子で…。一方、店の客に「行きたい店がある」と言われてアフターで向かった先が「あさげ」だった聖夜は、ついにアリスに想いを打ち明けるが、その直後に聖夜がアリスに想いを寄せていると知った女王が「あさげ」を訪れ、「私はヤクザの娘なの、ここにとびきりゲスなヤツを呼んであげる」とアリスに脅しをかける。切羽詰まったアリスが助けを求めた相手は、意外な人物だった…。歌舞伎町の片隅にある小さな朝ごはん屋の大きな人間ドラマ、ついに完結。