あらすじ会計事務所に勤務する征実は、淡い憧れを抱いていた和彰に一目会いたくて高校の同窓会に出席する。クラスの中心人物だった和彰は案の定ひっぱりだこで、おとなしく目立たない征実はそれを遠くから眺めるのがやっと。ところが九年ぶりに再会した和彰は、学生の頃でさえほとんど接触のなかった征実に笑顔で話しかけてきた。『授業で婚姻届を作らされたよな。俺が捨てた婚姻届の妻の欄に、自分の名前を書き加えた覚えがあるか?』と和彰に尋ねられ、征実はつい『知らないよ』と否定するが……!?