あらすじ

離れても、互いを想う家族の心は――色褪せない。雑誌では読めないオールカラー!!日本の四季の中でゆっくり育まれる、家族の愛の確かな形。耕平が単身赴任を決めた夜、菜の笑顔に一筋の春の雨。――(第12話「ジェントル・レイン」)窓の外には、毎朝耕平に手を振る謎の美女。ドキドキは若さのサプリメント。――(第18話「謎の美女」)菜が送ってくれた浴衣。夏祭りの夜、離れたふたりは並んで同じ星を見る。――(第20話「星のかけ橋」)
菜~ふたたび~ 1巻
総天然色(オールカラー)で堪能する、彩(いろ)あざやかな日本の四季<美麗保存版>。世界で一番愛しい妻との恋の物語。「菜に会いたい。もう一度、『菜』を描いていきたいと思った」わたせせいぞう完全新作!!夫婦で恋愛してますか。耕平と菜を主人公に、日本の美しい風物をちりばめながら、家族の情景を鮮やかに描き出す物語。これは彼らと、新しく生まれた娘との歳時記であり、もしくは妻時記、そして菜時記である。
菜~ふたたび~(2)
離れても、互いを想う家族の心は――色褪せない。雑誌では読めないオールカラー!!日本の四季の中でゆっくり育まれる、家族の愛の確かな形。耕平が単身赴任を決めた夜、菜の笑顔に一筋の春の雨。――(第12話「ジェントル・レイン」)窓の外には、毎朝耕平に手を振る謎の美女。ドキドキは若さのサプリメント。――(第18話「謎の美女」)菜が送ってくれた浴衣。夏祭りの夜、離れたふたりは並んで同じ星を見る。――(第20話「星のかけ橋」)
菜~ふたたび~(3)
思い出の詰まった鎌倉か。耕平のいる京都か。――菜は心を決める。日本の四季は移ろう。それでも家族の愛は変わらない。耕平の松井賞が遠のいた日。菜とかりんの優しさを鎌倉大仏は見ていた。――(第25話「秋空の下で」)耕平に想いを寄せる芸妓の駒丸。恋する乙女のファーストキスに危機が迫る!!――(第28話「駒丸のファーストキス」)思い出の家が取り壊された。離れていても耕平は菜の心を察していた。――(第29話「支え」)かりんの症状が落ち着き、京都に引っ越す許可が出た。でも周りには大切な物が……。――(最終話「新たなる春」)
ハートカクテル サマーストーリーズ

ハートカクテル サマーストーリーズ

著者自らが厳選したハートカクテル決定版!! 都会的且つ洒脱な作風で、多くの読者を魅了してきた「ハートカクテル」(1983~1989年)。その膨大な作品の中から著者自からが厳選した傑作を「春」「夏」「秋」「冬」の季節ごとにまとめ、全4巻でお届けする最新のアンソロジーです。シリーズ第1弾となる本書「ハートカクテル サマーストーリーズ」では、夏が舞台となった作品25編を掲載しています。収録に当たっては、退色してしまった原稿を最新のデジタル技術で完全補正、さらに全ページの着彩を新規にやり直しています。きらめく真夏の太陽の輝きとさわやかに駆け抜ける風……、甘く切ないあのころの思い出が鮮やかによみがえる、決定版自選集となります。
なつのの京

なつのの京

京都が舞台のわたせせいぞう新作ストーリー わたせせいぞう最新作は少し不思議なハートフルストーリー! ●あらすじ 「彼女は持っていた。我々に届かない音楽が聴こえる耳を――」 バイオリン職人を目指したなつのが亡き母が営む祇園のお茶屋を継いで、3年の月日が経った。そんな彼女がある日、「父の音楽」を耳にしたとき―― この物語が始まった。●著者から 『なつのの京』は、僕が京都のお茶屋さんを描きたいなと思って始めた作品です。僕が通っていた頃の祇園はまだ平成の初め、夜の花見小路は本当に真っ暗だったのです。お茶屋さんに入っても、玄関はまだ薄暗くて… でも階段を上がって襖を開けると、舞妓さんや芸妓さんがいてパアッと一気に華やかになる。京都はそういう暗転・明転がすごいんです。