舞台は人里離れた山奥の、開業間近のリゾートホテル。突然外界から完全に遮断された環境におかれてしまった、ひとクセもふたクセもある連中が繰り広げる、奇妙な共同生活。予測不能の展開がエスカレートしていく!
社長に基子(もとこ)を斡旋したヤクザ共の登場で、ホテル・カルフォリニアのドタバタはさらに加速! 山から脱走したはずが、サムライに人質にされたりおかしなじーちゃんを捕まえたり……ヤッてヤラれて、どこへ進むのかすぎむらワールド!
謎のじいちゃん軍団は何者なのか? 金次郎(きんじろう)を助けるため、サムライじいさんが刀を振り回して大暴れ! でも当の金次郎は、基子(もとこ)にメロメロ……☆
ヤクザ、ジジイ、マリファナときて、熊!!!! 腹をすかせた熊がホテルを徘徊――食糧が危ない!!! 一方、すべての男性陣が愛さずにはいられない伊藤基子(いとう・もとこ)を巡ってってこじれにこじれまくる人間関係もそろそろ限界! 目指すは本物のカリフォルニア!?
とうとうホテル・カルフォリニアを出て、山を下りた伊藤(いとう)たち。瀕死のゴリラこと池田(いけだ)を病院に運ぼうとする行く手には、警察が……! 「もしかして君ら…ホテルカルホリニヤから来たの?」 ヤクザに村民に警察――二重三重に囲まれたカルフォリニアの面々の行く末は!?
超面白い。オールタイムベスト 殺人をめぐる情動や1ページ先で誰かが死んでいるような緊迫感が妙。1枚絵がとにかくかっこよくて濡れ場も絵になっててほんとにすごい。
カリフォルニアって名前は付いてるけど北海道のとんでもない山奥にあるホテルが舞台。しかもよく見るとスペルが間違っていて【カ「ル」フォ「リ」ニア】になんです。ホテルから町に通じる唯一の道が土砂崩れで崩壊したことから、そこで研修を受けていた新入社員7人と支配人と掃除のおばちゃんが閉じ込められてしまうのですが、新入社員のみょ〜に色っぽい女の子が実は社長の愛人だったことが発覚します。ただでさえ絶体絶命の状況なのに社長に愛人として斡旋していたヤクザも乱入して現場はもっと混乱します。あとは熊やら大麻畑やら老人の集落やら…まるでジェットコースターのようなスピードで展開するので退屈しません。しかもストーリーの合間にたびたび挟まれる一枚絵がどれもカッコよかったです。
超面白い。オールタイムベスト 殺人をめぐる情動や1ページ先で誰かが死んでいるような緊迫感が妙。1枚絵がとにかくかっこよくて濡れ場も絵になっててほんとにすごい。