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「でも島名くん、元彼くんのこと嫌いじゃないんだね……」 コンビニでバイトをしている大学生の野々木は、コンビニによく来る派手な髪色をした島名の姿に目を奪われる。少し話をするようになってから、島名と一緒にカフェに行くことになるが、そこで島名と意味深な話をする真仲という男子がいて……？
「いまは ほかに好きな人 いるから」髪色が派手で目立つ島名くんは意外と…恋をしています 雨に濡れた制服を乾かすため、野々木の家を訪れた島名。そこで野々木の所属する建築学科の授業に興味を持つ。一方、元彼の兼之は学校で会った島名に、再度自分の思いを伝える。それに対して島名は……。
「今日、けっこうずっとどきどきしてた。島名くんにとって期待と違ったら、ごめん」 島名くんの連絡先をゲットした野々木は、さっそく課題の模型作りを手伝ってもらうことに。野々木の家に二人きりで模型作りに勤しむ。作業動画がわりにホラー映画を見始めると、ホラーが怖いという島名くんとの距離が急接近して……？
「俺と恋愛してみてほしい」 先輩に捨てられて弱っていた島名に、ようやく自分の思いを告げて付き合うことになった兼之。しかし、兼之が島名にのめり込んでいく姿を見て、島名はある不安を口にしたのだった……。
「俺のこと好きでいてくれるなら 俺に夢中になってみない…？」 あれからも野々木の自宅で過ごすことが多くなった島名。なのに特に進展はなく、島名の気持ちがさらに分からなくなってしまった野々木は、思わず島名を押し倒してしまう。一方で兼之も、島名への接し方を改め、諦めないと決めた――。
「意外と悩みながら とても 恋をしていた」 野々木に押し倒されてしまった島名は、思わず「待って」と言ってしまう。今の自分の気持ち、これからどうしたいか、野々木と話しているうちに涙がこぼれてしまう島名。そんな島名の出した答えとは――。それぞれが悩みながら、少しずつ変化していった3人の物語がついに完結！
