あらすじ

シアンは失敗した。お互いにちゃんと恋をする、そう決めたウィロウとの生活が居心地良く、手放したくなくなってしまったのだ。だが、己の計画のために、しばらくの間、北方に向かうことになる。離れていても信じられる相手がいることに喜びを感じていたシアンだが、北方を訪ねてきたスクワルから、ウィロウが次代の賢者・ロイを<青の学士>のように尊敬し、家に入り浸っていると聞かされ――!? そんなある時、敵国の攻撃によりウィロウに命の危険が迫っていることを知らされる。大事なことに気付くのがいつも遅いシアンが、辿りついた本当の自分のあり方、気持ちとは――。 絵歩先生の美麗なイラスト入り♪
5人の王【イラスト入り】

■単行本200ページ分が無料で読める!■【孤独な王が求めたのは、ただ一人の星見だった。】王が抱いた相手には所有のしるしが現れる――神の血をひく5人の王が治める国、シェブロン。「星見」という力を持つ幼い妹の代わりに、傲慢で冷酷な青の王・アジュールに召し上げられたセージは、彼にその身を捧げることとなる。妹と離れ寂しさを募らせる宮殿での日々。出会った赤の王の優しさに癒され、淡い恋心を抱いていく。しかし、他の王の所有物であるセージに、その想いは許されるものではなかった。そんなセージをあざ笑うかのように弄び、突き放す青の王。暖かな時間を壊された悲しみと、彼への憎しみにセージは声を失い、秘めた神の血が目覚め――。絵歩先生の美麗なイラスト入り♪

5人の王II【イラスト入り】

『俺』と出会わなくても、俺のことを忘れないでほしいと願ってしまう――好きになってしまったことが、俺の罪なのかもしれない。緑の王となったセージは、西方の疫病の原因を探るため青の王と共に視察団に同行することになる。憎むと誓った相手にも関わらず、頻繁に『飛ぶ』ようになった過去で若き日の青の王と過ごすうち、お互いを求める気持ちが強くなっていく。『王の禁忌』によって、決して王同士が結ばれることはないと、気持ちを抑え込むセージ。しかし、そこにはある『嘘』が隠されていた。そして、秘めた想いを抱えたまま、妹を守るためセージが決意したことは、過去に戻って自分を消すことだった――。絵歩先生の美麗なイラスト入り♪

5人の王III【イラスト入り】

ずっと待っていた。未来で会えるのを――奪うな。他と代えられないものをもう失いたくない。妹を守るため、過去に戻り自らを消す決意をしたセージは、神の血を高めるため青の王に抱いて欲しいと告げる。「愛しているふり」をする、それが青の王から出された条件だったが、与えられた束の間の幸せな時間に、彼の記憶から消えてしまうことが怖くなる。さらに、芽生えた王としての自覚に、西方のこの先を見たいと願い始めるセージ。しかし、グリニッジを捕え一度は落ち着いたかに見えた西方だが、ヴェア・アンプワントの生き残りの民の復讐はまだ終わってはいなかった。緑の王として、セージとして、愛する者のために選んだ未来とは――。絵歩先生の美麗なイラスト入り♪

5人の王 外伝I【イラスト入り】

■単行本180ページ分が無料で読める!■青の宰相であるシアンは、水道長官のウィロウが四人の女と婚約したことを知らなかった。しかし、ウィロウの婚約祝いの場に居合わせてしまったシアンは、売り言葉に買い言葉でなぜかウィロウに求婚され、受けてしまう。<青の学士>に憧れているウィロウと、恋愛を知らないシアンの結婚生活が始まる。才能を持つ者への嫉妬、戦場での裏切り、青の王との記憶。シアンの知られざる過去が明らかになる――。 本編「5人の王」で人気の高い、シアンとウィロウのその後の物語。 絵歩先生の美麗なイラスト入り♪

5人の王 外伝II【イラスト入り】

シアンは失敗した。お互いにちゃんと恋をする、そう決めたウィロウとの生活が居心地良く、手放したくなくなってしまったのだ。だが、己の計画のために、しばらくの間、北方に向かうことになる。離れていても信じられる相手がいることに喜びを感じていたシアンだが、北方を訪ねてきたスクワルから、ウィロウが次代の賢者・ロイを<青の学士>のように尊敬し、家に入り浸っていると聞かされ――!? そんなある時、敵国の攻撃によりウィロウに命の危険が迫っていることを知らされる。大事なことに気付くのがいつも遅いシアンが、辿りついた本当の自分のあり方、気持ちとは――。 絵歩先生の美麗なイラスト入り♪