あらすじ

大蛇の息子・時太郎は友達が欲しかった。大蛇の娘・イナは父を殺そうとする安憬に複雑な思いを抱いていた。ミヨは己の気持ちに素直になることで自身の変化を感じていた。揺らぐ想い、変わらない信念それぞれに抱えながら、時は流れていく愛を問い直す第6巻!
大蛇に嫁いだ娘 1巻

「傷モノの娘だ。ちょうどよい」そう言われ、山の主である大蛇のもとに供物として嫁いだ少女ミヨ。喰われるのではないかと怯えるミヨだったが、大蛇は夫婦になれたことを喜んでいる様子。しかし、大蛇の愛情表現は人間のそれとは大きく異なり――異種族ゆえのすれ違いを耽美な筆致で描く、ピュアな異類婚姻譚。

大蛇に嫁いだ娘 2巻

「大蛇様のこと、好きだから」お互いの気持ちをたしかめ、深く結びついた大蛇とミヨ。ふたりは慈しみあい、穏やかな新婚生活を満喫していた。しかし、ミヨの悲しい過去、大蛇を探す謎めいた僧侶…異なる種族ゆえの溝は埋まりきっておらず、幸せな日々に早くも暗雲が――。

大蛇に嫁いだ娘 3巻

大蛇が僧侶を嫌う理由――それは大蛇の体が黒かった時代にさかのぼる。梅の木の下で出会った魅力的な少女・キヌに老いた黒蛇は惹かれていき……。現在の因縁につながる大蛇と少女のもうひとつの物語!一方、ミヨと大蛇の関係は、種族の違いを受け入れてまた一歩「夫婦」に近づいていく。

大蛇に嫁いだ娘 4巻

大蛇の愛を一身に受け、穏やかで満たされた日々を過ごすミヨ。しかし、体調が思わしくなく…?母との関係、亡き父の思い、夫・大蛇の深い愛…“家族”の絆を問い直す第4巻。

大蛇に嫁いだ娘 5巻

子を得た大蛇とミヨ。蛇の姿をした兄・時太郎と人間の姿をした妹・イナ。見た目も性格もまったく違うふたりは悩みもそれぞれ。種族の壁を越えて愛し合う夫婦、子育て編スタート!

大蛇に嫁いだ娘 6巻

大蛇の息子・時太郎は友達が欲しかった。大蛇の娘・イナは父を殺そうとする安憬に複雑な思いを抱いていた。ミヨは己の気持ちに素直になることで自身の変化を感じていた。揺らぐ想い、変わらない信念それぞれに抱えながら、時は流れていく愛を問い直す第6巻!