あらすじ加賀百々は一見、神社でアルバイトをしている普通の女子高生だが、実は人々と神を繋ぐ「在巫女」見習いだ。実家を出て稲荷の神使・香佑焔と修行に励んでいる。ある日、修行先の神社の宮司一家の長男・秀行から妹の史生の様子がおかしいと相談される。史生に嫌われている百々だが、何か力になりたいと史生に会う。しかし史生からは神社の本殿から染み出る黒い力が流れ込んでいた――! 大人気ほのぼの×オカルトストーリー完結! 電子特典として神江ちず先生、千冬先生、紅木春先生の書き下ろしコメントに千冬先生の書き下ろしショート小説つき!
この作品は人々と神様とを繋ぐ「在巫女(ざいみこ)」の見習いとして神社の手伝いをしている女子高生・加賀百々が、彼女に仕える稲荷の神使・香佑焔(こうえん)とともに成長していく姿を描く作品です。 人々が普段意識していないだけで人間と神様との繋がりはとても大切なもので、百々はそんな神々の力の一端を司る巫女として修業を積んでいました。そんな彼女が、周囲で起こる事件を通して徐々に成長していく様子が描かれる作品です。 物語で起こる事件は神の祟りのような雰囲気でホラーテイストの描写も多く見られます。 しかし、作品全体の雰囲気は絵柄も相まって温かく、そしてそんな中で百々の成長がはっきり見て取れるよう描かれるので、思っている以上に物語に入り込んで読める、そんな作品になっています。 1巻まで読了