「離れることなど許さない。おまえは私のものだ」悠斗は卒業旅行で訪れたパリで、金髪の紳士・リュシアンと運命的な出会いをする。輝く光のような彼に、悠斗は一目で惹かれてしまう。同性なのにどうして……戸惑いながらも一夜を共にし、リュシアンと愛を誓い合った悠斗。だが彼は置き手紙を残し、戻ってくることはなかった。荘厳な聖堂で交わした甘い約束が辛い記憶に変わる頃、仕事で向かったパーティーで悠斗は思わぬ人物と対面する。それは、リュシアンと同じ顔をした砂漠の皇子・アーキムだった。彼は悠斗を男娼だと思い、伽に指名してきて――!?