あらすじ

行平一族の御曹司・祥は、後継者である義弟の邪魔にならないように、目立たぬように、ひっそりと生活していた。春の日、桜の花弁が舞う大学構内を散策していると、祥を何年間も待っていたという、不思議な青年・深山が現われる。ずっと独りで生きていくと覚悟していた祥だったが、深山のペースに巻き込まれ、大学生活を謳歌し始める。だが、深山の想いはとても深く、神々しい永遠の時間の中にあることに、次第に気付かされて…。
幾億万の歳の差も

行平一族の御曹司・祥は、後継者である義弟の邪魔にならないように、目立たぬように、ひっそりと生活していた。春の日、桜の花弁が舞う大学構内を散策していると、祥を何年間も待っていたという、不思議な青年・深山が現われる。ずっと独りで生きていくと覚悟していた祥だったが、深山のペースに巻き込まれ、大学生活を謳歌し始める。だが、深山の想いはとても深く、神々しい永遠の時間の中にあることに、次第に気付かされて…。

竜神の花嫁は蜜戯の褥で乱されて

祥はお山の神様・深山の妻になった。普段は学生、時に異世界の屋敷で四季を過ごす二重生活を送っている。神様の伴侶としていずれはヒトの生活から離れなければならないため、今は大学の勉強に熱心な祥。感覚の違いで衝突はあるものの、深山を愛し永遠を生きていく覚悟だ。一方、深山も祥を自慢の妻だと慈しんでいるが、屋敷を訪れた美しい竜神が、自分も祥のように綺麗な奥方が欲しいと言いだして!?そのことを知らない真っ直ぐな祥は…。