あらすじ

恋人の冬樹と喧嘩した。雅には恋人が言っていることがわからなかった。冬樹は俺が死んでしまったという。ならばいまここにいる俺は一体なんだというのだろう? 確かに冬樹以外には俺は見えていないらしい。死んだ男と後追いしたいその恋人。2人の怪奇で暖かく、そして切ない同棲生活が始まる。
行方不明 前編

恋人の冬樹と喧嘩した。雅には恋人が言っていることがわからなかった。冬樹は俺が死んでしまったという。ならばいまここにいる俺は一体なんだというのだろう? 確かに冬樹以外には俺は見えていないらしい。死んだ男と後追いしたいその恋人。2人の怪奇で暖かく、そして切ない同棲生活が始まる。

行方不明 後編

冬樹は、幽霊として現れた雅に対し、好意を抑えきれなかったことに罪悪感を覚える。徐々にやつれ、何かを怖がる冬樹を心配する雅だがその声すら届かないでいた。ただ、雅が好き、離れたくない、離れないで欲しい。その気持ちがもたらした衝撃の結末は――。