あらすじエンペラーキョンシーの正体はチャーシューの父だった!?チャーシューvsエンペラー、シェンvs尻出し、宿命の親子対決が勃発する!!そして裏で糸を引く闇の道士の影!?全ての見せ場を奪われたシェンは闇落ち寸前!巻き起こる光と闇の道士バトル!その時…シェンの“酔拳”が覚醒する!?「シェン君の酔拳の才能は本物」果たしてユーリンの言葉の真意とは…?遂にシェン、活躍か――?物語の主人公を問う勝負の第2巻!!
エンペラーキョンシーになってしまった父親を倒して供養をするべく道士になる修行をしていた主人公のシェンでしたが、実際にキョンシーを目の前にすると尻もちを付いてしまうヘタレだった。しかも意外な活躍をした幼馴染のチャーシューに対しては「デブのくせに」などと思ってしまうクズで、エンペラーキョンシーのはずの父親はただの雑魚キョンシーだったことも判明してしまいます。まんまと冒頭ではダマされましたが主人公のクズっぷりが清々しいコメディです。 前半は特に主人公がクズだったおかげでチャーシューの男前さが際立ってました。チャーシューが絡んでくるネタにハズレなしです。終盤では主人公の才能が目覚めそうな予感を感じられましたが、「いよいよここからだ!」というところでブツリと終わってしまった。この作品は単行本よりも雑誌で読んだ方が楽しそうだと思ったので、ヤングアニマル読者はがっかりしたのではないだろうか。