あらすじ

身代わりとなって死んだ母・緋見子の後を継ぎ、137代目影山一族当主となった陽美子。この動きを察知した鷹羽一族は、大曽根首相が陽美子から託宣を受けるタイミングを狙い、ふたりを暗殺しようと試みるが……。読み切り短編「左ききのバニー」も収録!
陽美子(1) 千六百年目の襲撃

昭和59年、元旦――。私立華文女子学園中等部には、地区をまとめ上げる番長に“姫初め”の相手を献上するというしきたりがあった。例年は不良グループの女子たちが相手を務めていたが、新年式に乗り込んできた総番長・村井精司の代理人が指名したのは、壇上でスピーチを行っていた理事長の娘・影山陽美子で……。

陽美子(2) 鷹羽一族の崩壊

身代わりとなって死んだ母・緋見子の後を継ぎ、137代目影山一族当主となった陽美子。この動きを察知した鷹羽一族は、大曽根首相が陽美子から託宣を受けるタイミングを狙い、ふたりを暗殺しようと試みるが……。読み切り短編「左ききのバニー」も収録!